ミリタリーマニアと名乗りながら、「大和」も「零戦」も語るだけの知識が無い寂しい存在なのだが、昨日、本屋を覘いても心惹かれる物が無い(正確にはお金と自由が無い)。そこで某所で見つけ、コピーをお願いしたのは

 「省外極秘 昭和十八年七月
   北海道石炭輸送ノ概要
     札幌鐡道局業務部運輸課」

という更紙に印刷された物だった。
 戦時中の日本における石炭の生産・消費動向は「石炭国家統制史」というバイブルが存在するのだが、当時の一次資料の現物を目にすることは地方では難しい。この内容はミリタリーとは外れた話なので触れないが、これに付随していた

 「昭和十九年度
  北海道炭等級別炭名炭種一覧表
          札鐡業務部貨物課」

は素晴らしい内容だった。炭鉱名、炭種、カロリー数、用途が一覧になっており、長年の宿題が解決した。
なお、戦時中の鉄道の輸送状況を把握したいなら

「日本陸運十年史(第一巻)」日本国有鉄道

という優れ物がある。ところで石炭用貨車について誰か教えてコメント下さい。