「軍事鉄道」横須賀線の建設経緯

 東海道線の大船から分岐して北鎌倉の円覚寺境内を抜け、鎌倉を通って名越の切通下を逗子へと走り、大きく曲がって逗子から田浦、横須賀市街手前までほぼ東西に敷かれた横須賀線は当然のことながら軍事目的の鉄道です。鎌倉から逗子、田 [...]

航空機生産から眺める第一次世界大戦(1)

 ドイツとフランスで戦争前から航空軍備に力が注がれ、戦略爆撃の萌芽のような構想さえ存在した第一次世界大戦には当然のように航空消耗戦の様相が明らかに見られます。航空消耗戦とは戦場から離れて遠目に眺めると飛行機の生産競争とし [...]

D-Dayに飛ぶ旧式スピットファイア

 唐突ですが、1944年6月6日、7日のイギリス空軍戦闘機コマンドの損害を読み上げてみたくなりました。名画「史上最大の作戦」に描かれているように連合国空軍は圧倒的な兵力でドイツ空軍を沈黙させたと言われるノルマンディ上陸作 [...]

ツェッペリン飛行船部隊の顛末

 ドイツでの軍用飛行船の発達は偶然ではなく、ドイツ帝国陸軍が航空軍備の方向性として確信をもって選択されたものであることを前回紹介しましたが、飛行船の建造、格納庫など支援設備の充実、乗員の養成などに莫大な費用がかかる飛行船 [...]

軍用飛行機と軍用機乗員

 第一次世界大戦は最初からドイツとフランスという当時のヨーロッパで突出した航空先進国による航空戦で始まっています。フランスも全力で航空戦力を整備していましたし、ドイツもまた無敵の飛行船艦隊と数百機の飛行機隊充実を目標に軍 [...]

帝政ドイツの航空軍備

 第一次世界大戦はご存知の通り飛行機、戦車、潜水艦といった新兵器が登場した戦争です。中でも軍用機の発達は著しいものがあり、戦場上空を敵味方の飛行機が飛び交うだけでなくドーバー海峡を越えてロンドンへの長距離爆撃が行われ、航 [...]

みるみる溜まる戦闘機

 軍用機は工場で機体が完成しエンジンやプロペラを取り付けて飛べるようになっても、そのまま前線に送られることはありません。完成した飛行機を実際に飛ばして問題が無いかどうか試験飛行しなければなりませんし、エンジンが順調に回っ [...]

独軍侵攻前夜のポーランド航空部隊

 ドイツ軍の侵攻を間近に感じつつ、その対策に追われていたのはフランスだけではありません。ポーランドもまたフランス、イギリス以上にその脅威を感じています。しかも1939年当時のポーランド首脳にとってドイツのポーランド侵攻が [...]

幻の鉄道爆撃作戦

 この場でダメだ、ダメだという話ばかりを繰り返して来ましたので、第二次世界大戦直前の連合国空軍とはいかにダメなものなのかとため息をつかれる方もあることでしょう。今回も少し見込みのあるような、やはり救いの無いような話を続け [...]

軍事費は何処から出たのか?

 ポーランドとフランスは独立直後からの同盟関係にあります。ポーランドにまがりなりにもそれなりの空軍が育った背景にはこの軍事同盟が存在しています。
 1918年の独立時のポーランド軍航空部隊は第一次世界大戦で他国空軍に加わ [...]