去年行った試合のチケットの半券を見てみた。
- 24節ヴェルディ東京戦(6/24)
- 44節モンテディオ山形戦(10/14)
- 46節ヴィッセル神戸戦(10/21)
- 48節FC愛媛戦(11/11)
- 50節ヴェルディ東京戦(11/23)
- 52節サガン鳥栖戦(12/2)
まず、W杯のブラジル戦を観て、四年ぶりのJリーグ観戦を決意した。ヤンツー体制の三年目となるコンサは、大いに絶望させられた四年前とは別のチームで、4-0の勝利に心が躍った。その後、仕事がシャレにならないほど忙しくなり、スタジアムから足が遠のくが、仕事が一段落してから、また観戦を始めて、44節以降は全てのホームゲームに足を運んだ。六試合の内訳は2勝2敗2分け。四年前に観戦したときは、ドン引きカウンター狙いのみっともないサッカーで望み、4回全部逆転負けという、不甲斐なさだったことを考えると、J2であることを差し引いたって上出来だ。
さて、自分なりに柳下体制の三年間を考えてみる。
横浜FC高木監督が言っているとおり、J2からJ1への昇格の黄金律は、まず守備の重視にある。リンク先のインタビュー記事にもあるとおり、守備は攻撃に比べて覚えさせることは易い。逆に攻撃は、非常に時間がかかる。そこで、高木監督はチーム育成の守備<->攻撃のスライダーをまず守備最大に振った。そして攻撃は前線のFWに任せた。この方法は2000年に岡ちゃんがコンサを昇格させたときと全く同じやり方であり、また今年の高木監督は持論の正しさを結果として出して見せた。
翻って我らがヤンツーがどうだったかというと、攻撃の方にスライダーを最大に振っていたと思う。彼は先に、時間のかかる攻撃を作ろうとしたのだ。
それが正解であったかというと、結局昇格という目標を達成できなかったのだから、間違いだったのだろう。然るに今シーズンをもって退任というのは妥当だと思う。ただ、ヤンツーの作り上げたあの攻撃志向のチームに溜飲を下げた自分としては、やはりもう一年いて欲しかったなという気持ちはある。つか、攻撃サッカーの嫌いな人っていないと思うのだけれどね。負ける攻撃サッカーよりは、勝つ引きこもりサッカーの方が好きという人は、いるかもしれないけど。
来年から指揮を執る三浦監督は、J2万年中位だったあの大宮を昇格させ、J1に定着させるという実績を持った守備志向の監督である。素直に有能な監督だと思うし、ヤンツーの作り上げた攻撃をいう遺産を引き継いで、攻守の整った強いチームを作ってくれるだろう事に期待する。
ついでに来シーズンの昇格争いのライバルとなるであろうクラブについて、ものすごくテキトーに書いてみる。
麿:あまり動向を見ていないので、よくわかんないけど、補強も進んでいるようだし、資力のあるスポンサーも付いているし、普通に昇格候補かと。昇格も慣れてるしね。
桜:都並が監督として、どうなのかにつきる。自分は優秀な監督だと思うのだけれどね。蟹サポの評価は正直当てにならない。なんぼなんでも算数が出来ない監督はないだろうよ。戦力的には名波が抜けてどうなるのか。去年は名波加入後に勝ち点を重ねているだけにね。あとのメンツが残るのならば、コレもフツーに昇格有力候補。だから監督が…
蜂:さっぱり見てないのでわからん。でも、上二つほどの金もないだろう。補強についてはまったく話を聞かないが。
蟹:今年、ちょうどコンサの2003年を終えたところ。だから向こう4年は昇格はないな(そうなのか?)
鳥:松本育夫監督の勇退がどう出るか。でも、松本の作った今のチームは強い。十分昇格争いに関わってくる力はある。しかし、松本育夫って、解説やらせると、あんなんなのに、監督としては優秀だよなあ。やっぱりしゃべるのがダメな人なんだろうな。
緑:日テレマネー健在で、補強も順調。でも監督がアレ。フロントがコレ。仮にシーズン途中で監督交代になっても後任が柱谷哲。本当にありがとうございました。もう一年がんばってください。正直、名波、服部のベテランが、日本代表として世代の違うカリオカの言うことを聞くとは思えないんだが。ラモスはあのインタビューも正直どうかと思うけど、もっと致命的なのは、このインタビューなのだ。この中でラモスは、自分がいた頃のヴェルディ川崎を取り戻したいと言っているのだな。それはどういうチームかと言えば、組織より個人技重視の、ちょうど去年のW杯のブラジルみたいなチームになるのだろう。それって、J1昇格の方法としては、ヤンツーの攻撃サッカー以上に茨の道だ。つか、そういうチーム作りはJ1に挙がってからやれって話だよな。ラモスは誰がなんと言っても耳を貸さないだろう。唯一まともに意見できそうな都並も、もういないとくれば、これは詰んだと見ていいのかなと。来年もコンサと6位争いをしているような気がするねえ。ぁぁ、緑だけこんなに字数をさいてしまった。自分が隠れヴェルディサポであることがバレてしまう。