マリア様がみてる 卒業前小景(ネタバレあり)

4086012146 マリア様がみてる 卒業前小景

今野 緒雪
コバルト文庫
2008-10

早い物でもう34冊目かぁ。
やっと2世代目の卒業間近ってな感じです。この1年長かったね。
実はこの本を読んでいる途中でコンサの試合を見て、試合が終わった後続きを読んだら、まったく何も感じなくなってしまった。
昔、職場の同僚から仕事中にメールが届いた。重要な話があるので仕事が終わった後話したいと。私の隣に座っていた女性の上司にも同様のメールが。なんの話ですかとメールを返してもメールでは話せないと帰ってくるばかり(そんな事してないで仕事しろよって感じですな)。で、レストランに入って食事をしながら話す事に。内容は……宗教勧誘ですた。。。あまりに怒りすぎていて、その時食べた料理の味が全く分からなかった事があった。まさにそんな感じ。
味覚というか、気持ちが戻ってくるまでしばらくかかったよ。

脱線しちゃったけど。
今回は小景という事でショートストーリーの連作って感じでしょうか。
思わず、最終ページを確認しちゃいましたよ。コバルトに連載していたのかと思って(w

ショート1作目は祥子さまと令さまですか。
しかも祥子さまが焼きそばパンを食べてるし。ちゃんとかぶりつけたのだろうかとか。令さまはちぎる時にそばも綺麗に切れたのだろうかとか、余計な事ばかり考えてしまったよ。
祥子さまと焼きそばパン……ハンバーガー以上に面白い取り合わせだ……。
できればそのカットを見てみたかったよ。

ショートの2作目はなんと桂さんが主役じゃないですか!!
2年生になって祐巳と違うクラスになって余計出番が無くなってしまい、もうフェードアウトなんじゃないかと思われていた桂さん。ああ、よかったね(泣)。
きっとマリみてスレでも祭になったのではないかと。

三奈子さまと蔦子さんの話はどちらも今までとは逆の立場になったらという話でしたなぁ。特に三奈子さまは意外で面白かった。普段からこういう風なシーンがあれば、もっと人気があったんじゃないかなぁと思う。そういう友達がいたらよかったのにね。

そしてシメは祐巳と祥子さまですか。
ここの所、祥子さまの存在が薄くなっていてしょんぼりだったので嬉しかったですなぁ。読む前にぱらぱらとカットを見ていたのだけど、その時に祐巳と祥子さまのカットがあった気がしたのだけど(コバルト通信の物とは別に)、なかった……。勝手に心の目で見ていたのだろうか?妄想か?

この話、卒業式前日なんだよね。
という事は次巻が卒業式?
で由乃さんが江利子さまにリターンマッチするのだろうか?
気になります~。
そして、次々巻でいよいよ登場人物紹介の絵が変わるのかなぁなんて…。

それにしても、巻を追えば追うほどページ数が少なくなっていくのね。
今回はあとがきを入れて194ページ。
祐巳が卒業する頃には160ページくらいになるんだろうか……。

Posted by: seed | 10-06-2008 | 11:10 PM
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10月の購入予定

発売日
出版社
書名
著者名
10/01
コバルト文庫 マリア様がみてる 卒業前小景 今野緒雪
10/01
コバルト文庫 今夜きみを奪いに参上! -千人王の恋人- 響野夏菜
10/01
ビーンズ文庫 身代わり伯爵の潜入 清家未森
10/10
電撃文庫 輸環の魔導師(4)ハイヤードの竜使い 渡瀬草一郎
10/10
電撃文庫 とらドラ!(9) 竹宮ゆゆこ
10/10
電撃文庫 電撃コラボレーション 最後の鐘が鳴るとき 電撃文庫記念企画
10/14
B’s-LOG文庫 お狐サマの七変化ッ!(仮) かたやま和華
10/20
一迅社文庫 さくらファミリア!(2) 杉井光
10/21
朝日ノベルズ 夏休みは、銀河!(上) 岩本隆雄
10/21
朝日ノベルズ 夏休みは、銀河!(下) 岩本隆雄
10/30
ファミ通文庫 コラボアンソロジー(2)”文学少女”とバカとガーゴイルと階段(仮) 野村美月ほか

Posted by: seed | 09-13-2008 | 12:09 AM
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お釈迦様もみてる 紅か白か(ネタバレあり)

4086011921 お釈迦様もみてる 紅か白か

今野 緒雪
コバルト文庫
2008-08

源氏(赤)か平氏(白)か。仏教系の花寺学院高校入学の朝、福沢祐麒は選択を迫られる。祐麒にはわけがわからなかったが、他の新入生は校門を入って程なく現れた源平関所(分かれ道)を迷いもなく右へ左へと進んでいく。けれど祐麒は、その意味を誰かに訊くことも適当に道を選ぶこともできずにいた。挙句、意志とは関係なく関所破りをしてしまい!? 祐巳の弟の祐麒が主人公の「マリア様がみてる」姉弟(きょうだい)編、ついに登場!

あー、購入はかなり前なのにやっと読了しましたよ。
や、別冊Cobaltで読んでいたので急がなくてもいいかなぁと思い、ついつい……。
一緒に購入した伯爵と妖精はすぐに読んだというのに(汗)。

まずは一言、二言。。。
・祐巳は祥子様に見いだされるまでに半年くらいかかったというのに、祐麒は入学した日早々に柏木さんに見いだされちゃったんだねぇ。

「女子だったら十人並みだけど、男子だったらかわいいんだよ」

そんなセリフが浮かんできたなぁと思ったら、先日読んだ『聖鐘の乙女 光の王子と炎の騎士』の中のセリフだった。
男装して男子しか入学できない音楽学校に入った女の子が邪な心を持った先輩に迫られるシーンで言われてた(w
福沢姉弟もそんな感じなのかと……。子ダヌキさん。

・祐麒が高校1年なら祐巳も1年のはずだが……。今回の話に出てきた祐巳は超祐巳ちゃん(レイニーブルー以降)じゃね?

まぁ、家の中ではあんな感じなのかも。や、あの下地があったから今の祐巳さまが出来上がったのかな?逆にマリみての祐麒は大人っぽいのに、こちらでは子供っぽかったりと……福沢姉弟は補い合って成長していくんだよね、きっと。

コバルト通信とあとがきに「大幅加筆!!」と書かれていたが、途中までまったく気づけなかった。まぁ、途中まで読んで違和感を感じ出すのだけど。
もしかしたら祐麒は双子だったかも?
はて? こんなエピソードあったかな?と思い、文庫を読みながら別冊と較べていく事にした。
なかった……。←自分の記憶力に驚いた
双子だったかもという部分が加筆部分だったんですな。
後のはてにをはを変えてあったり。アンドレ先輩との対決の結果のシーンでいくらか加筆していたり。結果のシーンは雑誌の字数制限で泣く泣く切った部分をもう1度貼り付けたんだよな、きっと。

聞き返すは、金剛力士立像阿形みたいなすごい形相の男。それを受ける男は、さながらガンダーラ仏のようなアルカイックスマイルを浮かべている。

別になくてもいいような気もするが、柏木先輩のいじわるな面を表しているかもしれない。
この一文がないと、柏木先輩がすごくいい人のように見えるから(w

加筆といえば、このアンドレ先輩。キャラが良すぎる。後日談の短編は本当に面白かった。続編が発売される事になれば、もっと見られるんだろうなぁ。

小林と高田のイラストがあったのにアリスやアンドレ、ランポーのイラストがないのは何故?と思ったら、文庫のイラストは書き下ろしじゃなかったのね。雑誌に載っていたのを再利用とは……。ただし、高田の肌が黒いのを表すためのトーンがはがされ、髪の毛が黒くなっていたけど。その部分に何かこだわりがあるんだろうか?

ずっと、花寺の話がこれが初出じゃないよね?前にあったよね?と思っていたが、それはマリみての涼風さつさつで花寺に手伝いに行った時に描写があったからなんだね。勘違いしてた……。

Posted by: seed | 09-03-2008 | 11:09 PM
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とらドラ!8(ネタバレあり)

4257010762 とらドラ!8

竹宮 ゆゆこ
電撃文庫
2008-08


始業式前日、インフルエンザからようやく回復したものの、精神的にはいまだに立ち直れない竜児に、大河は自立宣言を突きつける。それは……。他ならない竜児と、実乃梨のため。
そして幕を開ける新学期。竜児はぎくしゃくしながらも実乃梨となんとかもう一度向き合おうとする。折りしも学年最後のイベント、修学旅行が目前に迫っており、竜児はそこで実乃梨の真意を確かめようと決意するが—-。
なにやら雰囲気の変わった大河と北村。新学期になって突き放すような態度をとる亜美。それぞれの思惑を秘めた修学旅行の行方は!? 超弩級ラブコメ第8弾!

前からの引きが気になり、やっと発売~。
と、前の引きが気になっていたくせに、ほとんど覚えて無くて、なんで竜児はインフルエンザになったんだっけ?はれ?
着ぐるみを着て大河の元に駆けつけて、それからどうなったんだっけ?
と、ほとんど、最後の部分を覚えていなかったという……。
そんな思いから読み始めたこの巻……。

大河の竜児を思いやっての行動が痛い。心が痛くなるですよ。
究極のドジっ子だから、結局は邪魔しちゃう訳ですが。
また、実乃梨は実乃梨で、クリスマスイブの告白をなかった事にしちゃって今まで通りに振る舞ってくる。まぁ、本心は大河の気持ちを知っての事なのだけど、そんな事は竜児は知るよしもないので振られたと落ち込むばかり。
亜美は亜美で、蚊帳の外を装いながらも、実乃梨を突かずにはいられなかったり、竜児に本音を言うけどすぐごまかしちゃったり。
あー、見ていてやきもきし通しですよ。これが青春?いや、私の青春にこんな事はなかったorz

ゆゆぽ(この作者さん)の前作「わたしたちの田村くん」でもそうだったように誰もが幸せになる道っていうのはないんだよね。
田村くんでは最終的には松澤を選んだ訳だけど。
今回の場合はヒロイン達は皆、顔見知り(つーか親友だったり)なので、主人公が誰を選んでもバランスは崩れてしまい、元に戻る(友達として向き合えるようになるには)のはすごく時間がかかる。
竜二の気持ちは最初から実乃梨一直線のように書かれているが、大河に関しては本当に家族愛みたいなものなのだろうか?
北村と大河がお正月に会っていた事を自分に話してくれないと、嫌な気分になった竜児。竜児も本当の気持ちに気が付くなんて展開だったりして……。

今回は大河の気持ちを竜児が知ってしまった、という引きだったので、大きな展開は次巻らしい。
怪我をした大河を迎えに来るという大河母(初登場)。
まさか、松澤のように転校?はたまた、母と同居?
次の展開は母が握っているのかもしれない。
どうやら、次巻の発売は10月辺りらしい(アニメ放送中に新刊をぶつけてくる模様)。早く読みたいッス。

Posted by: seed | 08-13-2008 | 10:08 PM
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小娘オーバードライブ

小娘オーバードライブ。
笹本祐一著。角川スニーカー文庫から出ていた(1994/03)のが、一昨年から朝日ソノラマノベルズとして新装版が発売されてるんですが……。
今月に書き下ろしの3巻が出るとどこかで見かけたようなきがするけど、いつ出るんだっけ?と気になり、ネットで調べることにした。
大本で見れば間違いなしと朝日ソノラマのサイトに行ってみた……隅々を探しまくったがまったく載っていない。
アマゾネさんで検索をかけても出ない。BK1でも……。
もしかして、夢を見た?
願望?妄想?
いやいや、小娘オーバードライブの新装版の1巻は購入していたけど2巻は購入していなかったし(いつ出たのかも知らなかった)、たぶん1、2巻はスニーカー文庫で読んだ話だと思ったのでそんなに気にしてなかったのだから、いきなり3巻が出て欲しいとか、読みたいとか願望を抱くにしても突飛すぎだし(笑)。
仕方がないので作者経由で検索をかけてみた。
……あった。ありましたよ。
ソノラマ文庫 Monthly Hotlineというソノラマ文庫が出しているメールマガに。
バックナンバーに載ってましたがな。←No.66
朝日ソノラマのメルマガを受信しているんでそこで読んだんだとやっと思い出した……。
さらに朝日ソノラマの新着情報というページにも掲載されていたし、セブンアンドワイでも確認が出来た。
しかし、同じ発売日である菊地秀行著のトレジャーハンター八頭大ファイルⅡ〔エイリアン魔獣境(全)〕はカバーイラストが発表になっているのに未だに準備中ということは順調に発売日延期なんでしょうかねぇ。
妄想じゃないと分かったのだから気長に待つとしましょうかね。
いやいや、早く読みたいです、のぼるさんっ!!

4257010762 小娘オーバードライブ〈1〉

笹本 祐一
朝日ソノラマ
2005-10
4257010770 小娘オーバードライブ〈2〉

笹本 祐一
朝日ソノラマ
2005-12

Posted by: seed | 03-06-2007 | 06:03 PM
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ネギま……侮ってました……

ネギまというか、赤松作品は脱がせエロだけの作品だと思って(と言いつつ初期の『AIが止まらない!』は読んでたり)、スルーしてきたんですよ。
しかも、ネギまになってヒロインは31人。うはうはハーレム選び放題というイメージで余計に敬遠していた。
前回のアニメも『常時、31人も声優をかかえて大変だな』くらいにしか考えておらず、1度も視聴することなく(以下略)。
今回のアニメ『ネギま!?』もちらっと見るようになり「なんだこれ?」という疑問を持ち、ちらっとネットで検索をかけてみると「原作とは設定が違う」らしいことが分かった。
ほんじゃ、ちと読んでみますかねとリサイクルで4冊くらい買ってみた。
1巻目……やはし脱がしエロじゃやまいか?という疑問は晴れず。
2巻目……ちょっとストーリーあるの?(今までは内容すらないと思ってた)

ここで、ネギま熱(?)が冷め、残り2冊は放置される……はずだったが、先々週より再び読み始めた。
さらに気になって続きをリサイクルで購入。
だんだん話が進んできて面白くなってきた気がするよ。
(なんだかんだとエロはあるんだけど……)
14巻と17巻がリサイクルにはなく、さらに近くの本屋にもなかったので、13巻までで止まっていたんだけど、やっと見つけ(14巻は限定版が出てたんですなぁ。だからなかったんでせふか?)、17巻まで読み終わったよ。
長かった~。
いろいろ突っ込みたくなるような設定もあるけど、まあ大目に見てもいいかぁ。コタローが空を飛んだりとか……。
とは、言ってもちょうどいいところで終わっているので続きが気になるところ。たぶん、3月に続きが出るのでは?と思い、ネットで調べたところ、3月から4月に発売が変更されたらしい……はぅ~。
なんか、連載の方は1学期(第1部?)が終わり、少し休載してから2学期の連載を始めるとか。

なんだかんだとはまってしまいましたなぁ。読む巻ごとに「この子がいい」「あの子もいい」なんて思いつつ、狙い通りにはまった……。ははは。
気のせいかな、ネギまを読むのにかかる時間は他の本よりかかる気がする。私の読み方が遅いんでしょうか? 話の間に入ったいる解説や巻末の設定とかはほとんど読んでないのにもかかわらず。

ネットで検索して手こんなサイトを見つけた。
ネギま!?のOPに使われている机の数
机の数を数えちゃうなんてすごいよ。ただただ敬服。

それとネギまを好きになれなかった1つが商品の売り方。
ネギま関連の商品にはそれぞれ違ったネオ・パクティオカードが混入されるというやつ。
ファンの購入意欲を煽るのは商法だろうけど、これはひどいんじゃないかと。
カードを貰うために商品を買うんだろうけど、その商品の値段がねぇ。安い物は1000円くらいなんだろうかど、高い物はネギpon(ipodのネギまバージョン)57800円……ええーっ。
カードは全部で64枚。全部を集めるとしたらいったいいくらかかるんでせふか?
ネットで調べたら……いましたよ、強者が!!
ネオ・パクティオーカード コンプリートへの道 29歩目
すごいよ、ほんとにほんとに敬服ですよ。
ただただ、がんばってくださいとしか言えないっす。自分がやったら破産しちゃうよ……。

Posted by: seed | 03-01-2007 | 11:03 PM
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緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談>(ネタバレあり)

4840114285 緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談>

高里 椎奈

講談社文庫

2007-01

「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」不思議な合い言葉を告げるとトラブル相談所に早変わりする深山木薬店を女子高生エリカが訪れる。寝ている布団が突然泥だらけになる、ぬいぐるみがカッターナイフで襲ってくる、自宅で続く怪奇現象に悩む彼女に、秋は四日で解決すると請け負うが?

やったー5冊目が出たー。とワクテカしていたものの、1月に発売したのに購入したのは2月になってから。しかも読んだのは今日(2月下旬)。出るのを待っていた人がやることじゃないよなぁ。
でも、読み始めたら止まらなかった(笑)。
ミステリーのようでなんか違うような……そんな作品。
表の家業は薬店(あまりやる気のない)だが、裏家業は人間世界でうまく適応できない妖怪の相談所や妖怪の被害に遭っている人を助けるという感じのことをしとります。
慈善事業という訳でなく、妖怪の存在が公になると自分たちの生活が危うくなる(つまりは薬店の3人組も妖怪)ので、先手を打っているだけだったり。

今回の相談の依頼者のエリカは実は以前にこの話に出てきてたんですが、途中までまったく気が付かなかった。すごく乱暴者で短気で……とまぁあまりいい印象を持てる人ではなかったので、困っていると相談に来てもあまり親身になってあげられなかったですよ(わたしが)。
怪事件が家の中でだけ起こるということで、その場から離すため、自分たちが行く予定だった温泉旅行に行かせることにしたのだけど、初めての旅行をするリベザルのかわいいことかわいいこと。同年代の柚之助(野弧)とも仲良くなり、今までの話は見知らぬ人と話すのに苦労したり、落ち込んだり、とそういうシーンが多かったので今回ののびのびしつつ、がんばって依頼をこなそうとする姿は本当にかわいかった~。

注)決して、ショタではないですよ。マヂで!!

残った大人組(秋と座木)は怪事件を解こうとするのだが、実は違う事件にも遭遇して……。真犯人は別のところにいた……って感じですよ。
途中で犯人はこの人なんじゃないかな?って思い当たるのだけど、理由がよく分からず、最後の方でやっと明かされて「なるほど~」と思わされた。

現在、新書で14冊刊行しているようなのでもっと早く文庫になってくれないかなぁと思ってしまう。新書で読んでも値段的にはあまり変わらないような気がするけど、やはし、表紙の唯月一さんの絵が楽しみで楽しみで(笑)。
今回の表紙のリベザルは幼すぎるような気がしますよ。

Posted by: seed | 02-26-2007 | 10:02 PM
Posted in: 読書 | 講談社文庫 | Comments (0)

召喚士マリアな日々―解凍編(ネタバレあり)

4829118385 召喚士マリアな日々―解凍編

北沢 慶
富士見ファンタジア文庫
2006-08      

 

 

 

< 学院祭>の目玉企画。それは、美女コンテスト。しかし、学生代表シャルロッテの提案で廃止となり、代わりに< 美男子コンテスト>が企画されることに! 時を同じくして、怪盗アルカンシエルから、「コンテストの優勝賞品をいただく」という予告状が届く。賞品を警備するためには、美男子コンテストに参加するのが最適! というグルマン副隊長の考えで、マリアは、男装して、コンテストに参加することになってしまう。しかし、男装のマリアは女生徒たちにモテモテ。さらに、マリアのライバル(?)の男装美人が登場し……。

短編集第2弾。出ているのに気づいてなく、今頃読むことに……。
しかも、しかもですよ。前シリーズの主役(正確には前々シリーズのレギュラーでもある)のエルリクが登場する話が書き下ろしで書かれておりましたーッ。
エルリクとローゼのその後が気になっていたので、この話はすごくうれしかったですよぁ。や、マリアのお兄ちゃんですから、2人がどんなやりとりするんだろう?とか思ってたんで実際に見られて読めてサイコーですよ~。しかも、呪いのおかげでエルリクの年が若返っているので前シリーズの年齢のままで何の違和感もなかった。
でもー青年になったエルリクのカットも見てみたかったですよ、四季童子さん。

2人のやりとりは楽しめた物の、あれはだめでしょう、お兄ちゃんとしては(苦笑)。
マリアにお金の苦心しに来て大騒ぎを起こし、最終的にはマリアのお金を持ち逃げ……。エルリクとは家族になりたくないーと思ってしまった。

他の短編もアルカンシエルとのドタバタ騒動がメインで短編が続く限り、こんな感じで続くんでしょうかねぇ。それはそれで楽しみ♪
『愛されすぎても大変です!?』のフレイムの性格の変わりよう……通常からは想像できなくて背中がこそばゆかった。きっと内面にはこんな面もあるんだろうけど、それが前面に出ちゃうと1つの体を共有できなくなっちゃって話は続かなくなっちゃうんだろうなぁ。

Posted by: seed | 02-20-2007 | 06:02 PM
Posted in: 富士見ファンタジア文庫 | 読書 | Comments (0)

『ジューンブライド上等。』(ネタバレあり)

4840115400 ジューンブライド上等。

三浦 勇雄
メディアファクトリー
2006-05  

 

六月初旬のとある日の夕方、テレビを見ながらうどんをすすっていた鉄平の元に、いつものハイテンションで槍ヶ岳が現れる。「六月って、何かイベントあったけか?」「今日はゆかりさんの婚約式です」「え、ちょ、待てよ? なんつった?」
ゆかりが自分になにも知らせず婚約するわけがない!とは思いつつも、今回ばかりは様子がおかしいという槍ヶ岳に押され、会場となる豪華客船に忍び込んだ鉄平だったが……。

前回、前々回の失敗を取り返すため、大目玉が所属するテレビ局BTV(ブラックテレビ)がゆかりの婿候補に挙がっていた芥川小春の協力を得て、鉄平とゆかりを別れさせようと企画する。
しかし、芥川小春にはBTVに隠している真の目的があって……。

今回はゆかりにとってかなり辛い話になっている。
政略結婚を阻止できるのか?
鉄平は生きているのか? それとも……。

今回で一応、鉄平とゆかりの話は一段落……らしい。
そういえば、クリ上の最後で番組のタイトルが『救え! 孤独な少女たち』と複数形にしてしまったから企画が続くとなっていたけど、コレまでの流れ『たち』になってないんだよね。内世界で「鉄平とゆかり」のカップルがあまりにも有名になってしまって、その後の様子を見たいという世論があったからこっちを優先していたといえなくもないけど。
次巻からはそちらの話題に移っていくのだろうか……。
続きが気になるなぁ。

Posted by: seed | 02-18-2007 | 12:02 PM
Posted in: MF文庫J | 読書 | Comments (0)

『ホワイトデー上等。』(ネタバレあり)

4840115060 ホワイトデー上等。

三浦 勇雄
メディアファクトリー
2006-02  

 

バレンタインの一件で正式にお付き合いすることになった鉄平とゆかりだったが、さっそく些細なすれ違いから大ゲンカをしてしまう。
そのままホワイトデーを迎えてしまった鉄平は、プレゼントで仲直りを考えていた。が、唐突に大目玉が現れ、羽原羽の生徒に「百合百合学園にお礼返しに行こう!!」とけしかえだす。どうせまた「番組」だ。それに俺には関係ねぇ!とばかりにガン無視。「でもゆかりさん、今日は百合百合学園にいらっしゃいますよ?」……なんだって!?

第三弾。どうやら2ヶ月連続刊行だったらしい。

バレンタインの企画は元々がゆかりの祖父がゆかりと鉄平を別れさせるために仕組んだものだった。規律の厳しい百合百合学園は大企業『KOTO』の社長(ゆかりの祖父)の頼みを聞いてやむなく羽原羽高校とのイベントを行った。そのイベントで多くのカップルが生まれたがイベント後に百合百合学園側が交際を禁じた。学園生は規律を破れば退学と言われ、あきらめてしまうが、羽原羽生徒は違った。陰鬱としていたところに大目玉が現れ、百合百合学園に乗り込むことになってしまう。
鉄平も大目玉に爆弾ネックレスを仕掛けられ、「解除する鍵はゆかりが持っている。ゆかりは今日、百合百合学園に転入試験を受けに行っている」と告げられる。

巻を追うごとに鉄平が戦う相手が大きくなっているような……。
テロリスト→爆弾→戦車。
この流れで行くと次は何になるんだろうか……。
対戦車の流れはすごく良かったと思う。しかし、戦車から全力疾走で逃げながら、他に逃げている友人に電話をかけつつ、作戦を考えるなんてことができるんだろうか……。

前回から出ている霧島曜子……やはし、ゆかりの方になびいてましたよ(汗)。
さすが名前が『百合百合学園』なだけあるなぁ……。

今回気になったのが鉄平の友人である藤森文七。
クリ上の時は本当に端役。バレ上ではハヤミマコトが擬態していた(本人は監禁されていた)。今回はハヤミマコトではなく本人が登場しているんだけど、実はすべての事情を知っているという……。今後どんなキャラに化けていくのかが気になるところ。。。

そうそう、今回の槍ヶ岳はすべて白で決めてました。次回は何色なんだ?

Posted by: seed | 02-15-2007 | 08:02 PM
Posted in: MF文庫J | 読書 | Comments (0)

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