最近、ネット上ではいろいろな犯罪がはびこっているらしい。身近にも「うさぎちゃん」を餌にして、中青少年をたぶらかそうという性質の悪い輩が徘徊している。今回、そのような者の毒牙に読者がさらされぬように教訓的な話を私はしようと思う。これは全てお話であり、フィクションだ。登場人物も実在しない。このお話の登場人物は二人で、一方を「日本一の大砲の権威」と言うが、くどいので「課長」と呼ぶ。もう一方を「P」と呼ぶ。はっきり断って置くが、あくまでも教訓的寓話である。
話は、古道具屋でそこのおばちゃんに、Pが92式10加の薬筒と思われる物を「どこにでもあるゴミだ。」と買い叩いてきた事から始まる。
Pは薬筒が本物だと思っていたのだが、確認を取ろうと課長のHPの掲示板に質問した。
P 「92式10加の薬筒の長さと重量を教えてください。」
課長「それはこうです。あなたの持っている物は日本の物とは思えません。」
P 「課長の示した長さは米軍の10榴の薬筒の長さ似ています。長さが倍以上違います。なによりカタカナが書いてあります。」
課長「ん。アンタ、なんでもいいからその写真を送りなさい。」
Pたまたま上京、課長に電話
P 「あの写真をお持ちいたしました。どこにお届けしましょうか?」
課長「アンタ、なに防研に行くの。じゃ、そこにしよう。ところで、アンタ何を調べたいの?」
P 「はい、日露戦争中に日本に捕獲された海上封鎖突破船について調べたいのですが。」
課長「それはね、部屋のどこそこ、ん、アンタ、メモしてんの。あそこはね、アンタ、アンタみたいなド素人が行ったって何がどこにあるか全然わからないんだよ。私の話を聞かなければ、アンタ、1日中あそこにいても何にもさがせないよ。」
P 「すいません。すいません。すいません。」
課長「ところで、他に何を調べたいの?」
P 「ハイ、大阪造兵廠とオグラ造兵廠の大砲の生産量を調べたいのですが?」
課長「ん、アンタ、漢字も読めないの。オグラじゃなくてコクラ。アンタ、本当に何しに行くの。」
P 「すいません。すいません。すいません。北海道の田舎者なもんで・・・・・・」
課長は最近Pが座敷牢を書いてるのを知ったらしい。