今日は仕事も早く終わったので某所で「航空機の全貌 下巻」の航空揮発油の部分を熟読する。これを最初に読んだ人は辛いだろうなあと、あらためて思う。家に帰り、最近お気に入りのモーターベンゾールを調べる為
 「タール工業五十年史」日本タール協会 昭和26年12月30日発行
を開く。そもそもモーターベンゾールの定義もあやふやなのに、自動車用モーターベンゾール、航空機用モーターベンゾールなどがさらりと書いてあるのでますます混迷は深まる。戦時中のベンゾールの生産統計もあるのだが、ベンゾール、燃料にだけに使われていたわけではなく、溶剤、原料としても使われていたので手の打ちようがない。
 たまたまここを通りかかった人もいると思うので、上記の本から気になった事を紹介する。人造石油製造法の1つ、低温乾留法で製造された低温(乾)タール、缶用重油として使えるのだが石油と混ぜると沈殿を生じて使えなくなるそうだ。
 ところで今、ハーゲンダッツのラムレーズンと共に「WTM対決編」を買ってきたのだが、これってあまりにも安易なのでは?