ボーナス大減額のショックも癒えぬうちに、今シーズンがスタートする。欲しい洋書より当然、娘のコンタクトレンズが優先する
 誰も信じてくれないのだが、4年程前のある冬の夜の出来事を話そう。
 その当時、零戦の機体が埋もれているというニセコで働いていた。思いっきりシバレついた夜、ニセコへ向かう途中、札幌のはずれの信号で車を止めた。ふと何気なく信号の下、横断歩道の手前を見るとキツネが一匹座っていた。歩行者用の信号は赤信号だった。青信号に変わるとキツネは立ちあがり、横断歩道を渡った。北海道ではキツネも交通法規を遵守する。