「宝塚市に手塚治虫記念館というのがあるのよ」
「ほう」
「で、そこに手塚治虫の全著作をそろえたコーナーがあって、自由に読むことができる」
「ふんふん」
「で、そこではみんな、ジャングル大帝とかリボンの騎士とか読んでるのね」
「なるほど」
「もっとも俺はセクサロイドを読んでたけどね!」
「クズだぁ、あんた人間のクズだぁよ」
ま、それはいいとして。
なんですかね、手塚御大の後期作品ってどうしてああも、変なところでエロいんでしょうか。たとえば七色いんこなんて、犬の目が死ぬほど色っぽい。なんでやねん。
ぁぁ、オレも行きたいな、手塚治虫記念館。誰かが鉄腕アトムを読んでる隣で、オレはサンダーマスクと奇子読むよ。