ナショナルアーカイブスの写真

 ここ暫くナショナルアーカイブスの写真の継続調査をして、美味しそうな写真の焼き付けを請け負っている外部業者に発注する、なんてことをしております。NHCへもそうですけど、ここの焼き付けは基本的にebayあたりで写真買うより安いんで良いのですが、こちらが調査した番号が間違ったのか、はてまた業者がコマを間違えたのか、空母ヨークタウン艦内の冷却室・冷蔵庫の写真とか、時々予期しない写真が来ることがあるのが困りもの(同じナンバーで試しに頼むと、また違う写真が来たりもします)。まあ何が来るのか分からない・時々面白い写真が来る、ということで、チト楽しんでいる部分もありますけど(笑)。

謎写真

 掲載した写真はその中の一葉で、1930年代撮影のアメリカの託児所かなんかの映像と思われる物。ナショナルアーカイブスにこんな写真があるのか、と違う意味で意味で感心した写真でもあります。

ご無沙汰しております

PAN_AM

 昨年末に身内に不幸があったもので、仕事をしつつ葬儀から四十九日、三月の御彼岸までその対応をしつつ、父親の入院対応などに追われて、思いっきりこっちのメンテをしていない状況にあります(実を言うとその途上で書いたネタが、いくつか未公開の中に埋もれております…)。

 年度も替わったのでご挨拶がてら書いておりますが、現状でも家人の入院対応が継続しておりますれば、当面は日記どころか季報を通り越しそうな。まあ年報にはしない&私事がこなれてくれば最低でも月報にしようとは思っておりますが、どうなりますことやら。

 …一応何かの10周年企画も計画・準備はしていますけど、それも出来るかどうかはこれからの状況に拠りますねぇ。

喪中につき

喪中につき年末年始のご挨拶を失礼させていただきます。

昨年末に母が永眠いたしました。
本年中に賜りましたご厚情を深謝申し上げ、
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。

…というわけで、こっちでも例年恒例の神社AAは無しよ、と。

日本潜水艦史(新版)

 世艦の日本潜水艦史が20年振りに改訂されました。旧版に比べて写真が多い・興味深い写真もあるのに加え、旧版や丸スペで見た気がする写真でも、デジタル処理のお陰で綺麗に見えるというのは有り難いと、思いました。個人的には、要目でニヨニヨ出来る点がある・特中型は海軍が持て余していたズ式一号機関の再利用が先ず頭にある計画であるとかを中川先生にご注進したい気がする、等もありますが、そこらを含めても日本潜水艦スキーなら旧版所持者でも手を出して良いと思える内容だと思います。あとまあ、旧版と本文項の内容が被っていないので、旧版をまだお持ちで無い方は、この際ついでに古本を買っておくと幸せになれるかもしれません。

 …閑話休題、あの本の中では貴重なページを私の駄文にも阪さて頂く光栄に浴しておりますが、あれについてちょっと捕捉と修正を。九五式二型の弾頭形状ですが、基本的には米軍の戦後調査資料が言うように二型には尖塔型の「二型頭部」が付けられているとされています。尖塔型は元来九五式魚雷の一大欠点だった高速設定(49ノット)で自爆が多発するのを防ぐ目的で、浅深度設定(3m)航走時に弾頭部分で発生する空洞現象に起因する大振動発生を抑えることを目的として採用されました。この形状の弾頭装着により魚雷の流体性能が改善され、馳走速力が上昇する(米軍資料に拠れば、通例の場合で丸型頭部に比べて+2ノット程度)ことも期待出来ましたので、これは期待の高速魚雷であれば、この型式の弾頭を採用するのは当然と言えます。ただその一方で、二型の試験時の速力が一型の最高速度とされる49ノットを割り込む例も少なからず発生しているのも確かです。さらに本文でも記しました九二式方位盤の能力制限もあり、通常型の丸型頭部をもつ二型もあったと推測されています。本文では言い切った格好になっていますが。実際には推測が混じっていますのでここに追記の上でお詫びを申し上げる次第です。
 なお、九五式一型についても、戦争中に尖塔型頭部が採用されたと言われています。これは昭和一八年頭頃には採用されていたという話もあるのですが、この時期に平行して改修生産が進められていた九六式魚雷(馳走速度は殆ど九五式と一緒で、空洞化現象問題も同様に発生する)では尖塔型頭部が採用されていませんし、空洞化現象による自爆帽子のための浅喫水目標への攻撃制限が昭和一八年末期でも問題として認識されていることから見て、この時期には尖塔型頭部型があったとしても試験運用等の小数のみで、恐らく本格採用されたのは昭和一九年以降の話だと思われます(昭和一九年八月以降に小数生産された磁気信管装備の頭部が尖塔型なので、存在したのは確かです)。またそれ以降の磁気についても、「あ」号作戦後の潜水艦の大量喪失もあり、昭和一九年秋には九五式一型が相当数余っているので二型は生産しなくても良い、と言われる状況にもなっていることからみて、その九五式の在庫の中には相当数の丸型頭部のものもあったのではないかと考えています。

Harpoon Battlebook

H_B

 遅れましたが、高名なテクノスリラー作家であるトム・クランシー氏のご逝去の方に接し、ここに謹んでお悔やみ申し上げる次第です。

 …私個人はクランシーの作品で初めて読んだのは「Red Storm Rising」で、これで感銘を受けた後に映画の「レッド・オクトーバーを追え!」を見て更に良きかなと思い、さらに原作を読んでクランシーの作品に填まった口であります。その後も例の「日米開戦」までは良く読んでました。その前に出た潜水艦解説本のお陰で、良く言われていた「日本嫌い」なのが確認できてましたから、「日米開戦」があの内容でもまあ仕方ないかと思いましたが、あれで以後の作品は読む気は無くなりましたね。
 クランシーというと、その作品の戦闘シーン検証に使用されたウォーゲームの「Harpoon」の名前が挙がることも多いですが、同人誌としてHarpoon Battlebookの翻訳をやった時、序文のクランシーの文章が結構素っ気ない感じだったのを良く覚えています。クランシー自体はあれはあくまで初期作品の共著者でもあったラリー・ボンドの作品であり、字bnはその成立に関与していないとして、余りこれをクローズアップされるのは良しとしていなかったのかも、と思う本職であります。

 そんなこともありますが、ここではクランシーの文章を翻訳した経験もありますれば、Harpoon Battlebookの原著(カラー表紙)と、同人誌の日本語版(モノクロ表紙)の画像を並べて、故人の偉大なる業績を偲ばせて頂く次第であります。

故人の魂に永遠の安らぎがあらんことを改めてお祈り申し上げます。

世界の艦船7月号の記事についてのお詫び

 見本誌が届いたので読んでみたんだけど、字数が多すぎたらしく編集側修正で色々削除・修正されていて、筆者的に「え?」と思うなところがちらほらとorz。

一例を挙げると209型のところで、二番艦以降うんぬんのところが元は

「2番艦以降は韓国内でのノックダウン・ライセンス生産が行われたが、当初計画の最終的には全ての部材・部品を韓国で製造する予定は達成できず、機関を含む重要部材の多くがドイツから供給されて建造が行われた」

だったとか、RAM代替開発云々のところが元は

「現在も韓国の艦載兵器の国産化は、各艦に装備が行われている米製のRAM個艦防空SAMに変わるSAMの開発を含めて、精力的に推進されている。しかし上記の例のみならず、近年開発された韓国製新装備が陸海空問わずに様々な問題を発生させている状況から見れば、筆者には韓国の自国技術レベルに立脚しない拙速とも言える兵器の国産化が順調にいくとは余り思えず、むしろ韓国艦艇の戦闘力発揮におけるアキレス腱となる危険性をはらんでいるようにも思える」。

であったとか、ちょこちょこと文章の微妙なニュアンス含めて意味が変わっている・説明不足になってるところがあるな、という状況になっています(編集部で筆者の駄文を直して頂くのは、いつも大変有り難いことと思っております、でも大幅に直すなら一度下見・校正させて頂けないものでありましょうやとも思うのであります)。

 今回の記事については、そんな事情のほか、タイプミス含めて自分のミスもあるなど、著者として不出来に思えるところがありました。この件に付きまして、読者の皆様に深くお詫び申し上げる次第です。また今回の事態の発生には、当方のミスと筆者の原文が分かり辛かったためもあるかと思います。ここに合わせて「世界の艦船」編集部に対しても、お詫び申し上げる次第です。
 以前も書きましたが、以後原稿執筆の際にはより内容の精査をするとともに、誤解が生じない明瞭な文章を記すように努めますので、平にご容赦下さいますようお願い申し上げます。
 
 なお、この他の点について、読者の皆様方でお気づきの点がありましたら、ご指摘頂ければ幸いに存じます。

追記:

 本文中にK737型という謎の魚雷の名称が出ておりますが、あれは「改良されたK731型」です…。合わせてお詫び申し上げる次第です。
 (このミスは筆者の誤値が原因です。ただここも元文から結構変えられていて、文章の意味あいが…)。

 追記2:

 潜水艦の項目の頭に、現状就役艦12隻+KSS-3が2隻の建造と書いてありますが、現状は本文にあるように209型×9、214型3+6(3隻建造中)に、KSS-3型2隻が発注という状況です。
 誤解を招くような表現になっていて済みません。更に訂正の上、お詫び申し上げる次第です。

 追記3:

 P77のKDX-2の項目で、既に後期艦には赤鮫・天竜が搭載可能であるかに読めますが、KDX-2へのK-VLSの搭載と赤鮫/天竜の配備は現在進展中です。
 VLAは元々米製VLAの物の運用能力があります(本文の「垂直型アスロックの搭載は~」はこれに絡む物)これもお詫びの上、訂正する次第です。
 (しかし、本文色々弄られすぎていて、もはや何が何だか…)。

 追記4:

 揚陸艦のところで、元原稿にはあった旧米海軍のLST-1型の部分を削って、元原稿には無かった揚陸艇の話が編集部側で追記されています。
 ただし該当項目では、LCACのLSF-Ⅱ型(満載157トン)2隻が抜けています。
 (この部分のJane年鑑の記載が紛らわしいかで、恐らく追記される際に見落とされたのでしょう)。

世界の艦船2013年6月号記事の訂正

 P102のMk48魚雷の解説項の第一段目16~17行目の部分にあるMk48魚雷の速力・射程の説明の部分が、原文だと

 (誤)
 速力65ノットで射程2㎞

 となってますが、正しくは

 (正)
 速力65ノットで射程22㎞

 です。訂正の上、深くお詫び申し上げる次第です。
 (原文ではきちんと22㎞になっているんですが、
  編集の段階で抜け落ちたようですorz)。

 …世艦は著者校正無いからね…。仕方がないといえば仕方がないんだけどね…orz。

追記:

 上の訂正を書いている間に、かの高名な軍事研究者のJSF殿から「NIPの資料だと、65ノットで20㎞(22kyds)と書いてあったと思うんですが」というつっこみをTwitter上でいただきました。
 その資料は当方も見ておりましたが、今回はその数値が出た1996年に海軍が出した関連のレポートのうち、一番射程が長かったデータ(24kyds)を使ったため、かような差異が出ております。
 このためJSF殿の言われる65ノットで20㎞、というのも十分に根拠のある数字でありますので、こちらの方が間違っていて居る可能性も十分にあることを記しておく次第です。
 この点についてご指摘いただいたJSF殿に対して、お礼申し上げる次第です。

しばらくぶりに書き込んだら

 コメント欄にスパムが大量に張られていて驚愕。
 書き込む前には収まっていたから、書き込み頻度とか
 そこらを見極めてスパムを自動的に張るとかしてるのかね。

 しかしこんな場末の日記にスパムを張っても、効果無いと思うぞ…。

たまにはPC絡みの話

 今日は余り役に立たない旧作ソフトをWindows7で使う場合の話。すでにWindows8の時代なのに、今更7?と思うかと思いますが、年寄りの繰り言だと思ってお聞き流しください(いや、Windows8は買ったんだけど、使っているソフトの一つが「Win8には公式対応せず」なので、それをバージョンアップするまでOSをバージョンアップするわけにもいかんので)。

 長年使っていたXP環境に別れを告げて、仕事用マシンをWindows7/64bit環境にしてから約1年がたちました。なかなか快適な作業環境で良きかなと思っておりますが、とりわけ過去ソフトとの互換性については、うちでは2000/XP時代に使用していたソフトで互換モード必須になったのが1個しかないくらいに見事なものです(15年前のゲームが素直に動いたのには驚いた)。
 とは言え古いソフトを動かす場合、多少の技巧が必要なこともありますので、ネット上で余り報告例がないあまりに古すぎて使用者がほとんどいないと思われるソフトの話でも書いておきます。古いソフト使いの人のご参考になれば幸いです。

(1)Eudora6.2Jの場合

 これはまっさらな状態で使用する場合には、フツーにインストールしてやれば走ります。
 ただしそのまま使うと文字化けが起きますので、プロパティの互換性で「互換モードを使用する」にチェックを入れて、対応OSでXPを指定してやる必要があります。なお、なぜか対応oSで2000を指定すると、文字化けが起きます(w。
 過去のメールボックス等を引き継いで使用する場合には、下記のような感じでもうちょっと手間がかかります。

 1:まずインストール予定のドライブにあるProgram FilesフォルダとProgram files(x86)フォルダに過去のEudoraフォルダをコピーしておきます。
 2:続いて(x86)側のフォルダへ通常のインストール作業を実施します。
 3:上記の互換性のチェックを行った後で起動させます。

 こうすると過去の資産が引き継げます。どっちか片方だけにしかフォルダがない状態だと、過去資産は引き継げません。
 多分これで、Eudora7.0Jも旧資産を引き継いで使えるんじゃないですかね。

(2)PageMake6.5J

 これはWin7/64bit環境下だとインストーラが動かないので、互換モードで作動させるしかないように思えますが、抜け道が一応あります。
 我が家の場合Win7はアップグレード版なので、前もってXPをインストールする必要があるのですが、そのXP環境でPagemakerをインストールしておきましたら、Windows7環境下で実行ファイルを直接叩くと普通に起動して使用することが出来ました(一応起動するにあたり、互換性で「WinXP(SP3)」を選択して動かしてますが)。
 この「XP環境下でインストールしておいて、Win7環境で実行ファイルを起動する」方法で、PageMaker6.5J以外にもWin7環境下ではインストーラが動かない他のソフトを走らせることが出来ましたので、古いソフトの互換にお悩みの方は一度試してみると良いことがあるかもしれません。

 あとネット上で「PageMaker6.5Jはエクセルの表を取り込めない」という回答があったので、ここにその方法を記してみます。

 1:編集メニューからオブジェクトの挿入を選択
 2:新規作成でオブジェクトの種類からエクセルのワークシートかグラフの使用する方を選択
 3:するとエクセルが起動するので、表・グラフを作成するなり、作成済みのファイルを読み込むなりした後、必要な部分をコピーする
 4:PageMaker6.5J側に戻り、編集メニューの「形式を選択してペースト」を選択
 5:ペーストの「Microsoft Excelワークシートのオブジェクト」かペーストリンクの「Microsoft Excel ワークシート」を選択してOKをクリック。使用目的にあわせてお好きな方をお選びください。
 6:表がPageMaker6.5Jの画面上に現れるので、以下張りたいところに移動させて編集

 …という形でExcelの表を読み込むことが出来ます。ただしこれはExcelも古き良きExcel2000で検証しているので、これ以降のバ-ジョンのExcelの場合にそのまま当てはまるかどうかは分かりませんけど。
 ちなみにOffice2000は、Windows7/64bitでもインストールは問題なくできる良い子でありますが、セキュリティ修正パッチが互換モードでないと動かないものがあるのが難点ですね(w。あれをみて、「ああ、Office2000の時代は本当に終わったんだなぁ」と思った次第です。なお、我が家の環境では、Word2000/Excel2000/PPT2000は特に実用に支障なく使用できています(Excel2000で画面スクロール時に表示が崩れたりしますが、簡単に直りますしね)。
 

M先生との会話

 ミリタリー・クラシックス紙の「大和」特集に掲載されていた友人の知り合いであるM先生のとある記事を読み、M先生に「あの記事のリシュリューとリットリオの安全圏の計算、艦内側の傾斜装甲の効果の換算をミスって近側を過大に見積もりすぎてない?」と言ったら、M先生はその通りだと謝罪しておりました。

 こっちで改めてざっと換算してみましたが、リシュリューは良く見て19~21キロ前後、リットリオは弾薬庫部分で19キロ前後にごく狭い範囲で安全圏が発生する可能性がある、てところじゃないかと思う次第。あの原稿の「両者共に大和に抗する能力はない」という結論は全くその通りだけど、実際に戦ったらあの原稿から想像されるのより、この欧州2戦艦にはもっと不利な交戦になるでしょうね、と。

 この件に付き、M先生より「HP等を開設していないので、このページを借りて同記事の内容を訂正すると共に、読者の皆さんにお詫び申し上げる次第です」、とのことでした。

 …M先生、だらけてないで自分のHP作りなさいって(w。

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