このたびのXBOX360購入最大の動機であるFALLOUT3をやっとこさ買いました。
FALLOUT3は、今年のGDCで見事Best Game of the Yearに輝いた作品で、開発はOblivionのBethesda Softworks。
システムはOblivionのそれをそのまま採用。あの尋常でない自由度、HAVOKエンジンによるリアルな世界、朝起きて店に出て夜になったら家に帰ってベッドで寝るNPC AIなどをそのままに、舞台を核戦争後の未来に持ってきた作品。
ポイントはここで描かれている未来世界が、50年代に想定されたそれであるということ。2077年、中国との全面核戦争で世界は壊滅したという設定ながら、出てくるコンピューター端末はすべてグリーンディスプレイでコマンドラインインターフェイス。ロボットも禁断の惑星に出てきたようなアレ。ラジオに流れる音楽は延々グレンミラーみたいなビッグバンド。なんつーか妙な世界なわけです。
ゲーム開始してまず、地下シェルターから脱出して地上に出るんだけど、最初に立ち寄る町がすごい。
町の真ん中に核の不発弾が刺さってる。50年代想定の核だから、当然形はファットボーイみたいなアレ。ほんで、この核爆弾の前で、Children of Atomとかいう新興宗教の教祖が「アトムの教えは~」とか何とか言いながら延々説法している。おかしい、すさまじく頭がおかしい。のっけから、この狂った設定でオレのハートはガッチリわし掴みにされてしまいました。
なんで、不発弾の周りに町が出来ているのか謎なんだけど、とにかく町の住人は新興宗教の基地外どもを除いて、不発弾を処理したいと思っている、当然だわな。ほんで、不発弾の起爆装置を解除するというクエストが存在するわけなんだけど、なんと本国版では、この核爆弾を爆発させるという選択肢があるらしい。当然町は壊滅、住人全員死亡。スゴイ、やっぱり洋ゲースゴイ。狂い方がハンパない。ちなみにこの選択肢は、日本語版ローカライズを担当した会社が日本語版では削除したとか。まー当たり前だわな。
またこのローカライズが素晴らしく、膨大なメッセージがすべて日本語吹き替えで収録されている。もう、FALLOUT3が好きな人は、XBOXごと買ってもいいよってレベル。
そんなこんなで町を一歩出ると、まんま北斗の拳な舞台美術をバックにモヒカンな方々が「汚物は消毒だ~」とか言いながら、襲い掛かってくるので返り討ちにしていくと。でね、核戦争後で廃墟な世界だから武器とか全部拾うのね。ビーム兵器とかもあるらしいけど、メインはやっぱり実体弾兵器、ピストルとかライフルとか。んで中国製アサルトライフルってのが、どう見てもAKにしか見えないんだけど、2077年までAKでいいのか中国軍。
問題になるのは弾薬。ない、全然ない。店で入荷してもすぐ在庫切れになる。んで、このゲームのキモは、いかに弾薬消費を抑えていくかだと感じました。
さあ、今日も5.56mm弾を探す仕事がはじまるお。