あたしベニト・ムッソリーニ、53さい、どぅーちぇ
獅子座のO型、誕生石はルビー
性格は人よりちょーっとファッショで、ちょっと強権的ってとこかな?
ある時、ヒゲの伍長からファンレターが来て、
「我らとともに、世界に美と秩序を打ち立てようではありませんか」
なんて言われちゃって、不安タラタラーってカンジ
でも、ま、なんとかなるかっアハッ
(cv:三石琴乃)
というワケで、今回はイタリアに挑戦である。まー、なんやかんやで好きだしねイタリア。
まず、1936年ファッショ紀元15年の我がイタリア王国を見渡してみる。
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ちょっとどころでなく、ものすごく切ない…orz
ここはひとつ、国内情勢についての感想を、ヒロシ風に語ってみようと思う。ガラスの部屋、イタリアの歌だしな。
(チャンチャララララン)ドゥーチェです…
皆さんご存知の通り、我が国は、戦略爆撃理論を提唱したドゥーエ将軍を輩出した国です。
ならばこそ、空軍装備は他国を引き離す先進的な内容となってしかるべきと思うのですが
どうして、いまだに戦闘機が複葉のCR42なんですか!
他の先進国は、全金属単葉機にシフトしつつあるというのに…
ドゥーチェです…次は造船技術について見てみます…
いまだに空母が作れません!
なんでですか?
我が国は空軍理論先進国じゃなかったんですか?
そのくせ、戦艦技術は、リットリオ級がいつでも作れることころまで、進んでいます。
この日本以下の工業力では戦艦なんて作ってられません!
ドゥーチェです…
気を取り直して、今度は研究チームを見てみます。
かなり、厳しい感じです。3か4のチームがほとんど。
しかし、我が国にも世界に誇る天才科学者がいます。
原子物理学の権威、フェルミ博士……
38年、ノーベル賞を受賞したら、さっさとアメリカに亡命してしまいます。
どうしろっていうんですか!
ドゥーチェです…
我が軍は、ただいまエチオピアに侵攻中です。
改めて、エチオピアの国土を眺めているんですが、
はっきり言ってこんな屑土地いりません!
なんで欧州諸国から、経済制裁くらいながら、こんなとこに宣戦布告したんですか。
我ながら謎です…
ドゥーチェです…
わたしは、かつて国民諸君に、ローマ帝国の再興を約束しました。
すみません。
撤回していいですか?
ぶっちゃけムリっぽいです。
ドゥーチェです、ドゥーチェです、ドゥーチェです………
あー、なんかブルーになってきた。
つまりだね、ドゥーチェも国内情勢を正しく把握することが出来ていれば、ドイツの尻馬に乗って参戦するなんてことをしなくてすんだはずなのだ、などと、毒にも薬にもならないことを言ってしまう。
ほんでまー、この憂鬱な状況を踏まえた上で、これからどのような戦略を押し進めていくかについて熟考した結果、我がイタリア王国は、「自国内の工業施設に投資し、地道な工業生産力増大を目指す」という、おおよそ地中海民族らしからぬ、決定を下したのであった。
あー、黒シャツ仮面とか出てきて助けてくんないかな?(意味不明)以下、次号