アルデンヌで明確になったこと

  守勢に回った米軍の戦意の高さ、粘り強さ、そして友軍への信頼の象徴とも言えるバストーニュ攻防戦ですが、よく考えれば妙な出来事でもあります。強力なドイツ軍の攻勢に呑み込まれたバストーニュとサンビトという二つの田舎町がいか […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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機動突破作戦への処方箋

 防衛側がどうにもならないはずの機動突破作戦にどうやって対抗するかを他国よりも早く考え付いたことはドイツ軍の大きな功績で、そもそも攻勢を掛けられてしまうからには状況は極めて悪いのが常ですが、それを何とかする方策をよくぞ練 […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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ドイツ式の機動戦

 ドイツ機甲部隊の機動戦とはどのようなものか、という話は繰り返し解説されているので誰でもその概要を思い浮かべることができると思います。  非常に大雑把に言えば、航空、砲兵の支援下で突破した機甲部隊が敵の攻撃の弱い地点を探 […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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ソ連機動戦理論の発達とその担い手

 ソ連における機動戦理論の成立過程は三段階に分けられると言われています。第一段階は1918年から1928年頃までを政治的、技術的基礎確立期、第二段階として1930年代を理論の具体化と実用兵器の発展期、1937年のスターリ […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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70万頭の馬

 アメリカ陸軍の騎兵関係者で騎兵の機械化に対して否定的なグループの代表的見解のひとつにドイツ陸軍の軍馬保有数の解釈があります。これは開戦前の時点でドイツ陸軍が70万頭の軍馬を保有し続けているという情報について、保守派騎兵 […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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シャールB1の影響力

 虎や豹など猛獣を思わせるドイツ戦車に比べてどこか大型草食動物を思わせるおとなしい印象のフランス戦車。その代表格とも言えるシャールB1です。菱形戦車にルノーFTの砲等を乗せたような、そんな前大戦の経験を引き摺った旧思想の […]

4月 30, 2008 · BUN · 2 Comments
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アメリカの機動戦理論

 アメリカ陸軍は世界大戦中にフランス戦線で学んだフランス流の機械化部隊運用理論がそのまま1930年代まで受け継がれています。歩兵には重装備の突破戦車を配備し、騎兵には軽快な小型戦車(騎兵では戦車の用語を用いず「コンバット […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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イワンのばか

  漫画にあるようなソ連軍イメージはいつ何処で誰が広めたことなのかと言えば、終戦後のドイツ高級将校達の回想録に始まります。 ・質では優越していたが量で圧倒された。 ・戦術は単純な突撃主義だった。 ・督戦隊の恫喝による人海 […]

4月 30, 2008 · BUN · 3 Comments
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国際空軍

 1930年代のフランス航空戦略で重要なのが「ドイツを仮想敵とする諸国空軍」との連携です。再軍備を果たしたドイツへの抑止力として特にフランスと反対側の諸国、すなわちチェコとポーランドの空軍との連携を深めてドイツにとっての […]

4月 30, 2008 · BUN · One Comment
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パイロットの錬度

 第二次世界大戦開戦時のドイツ空軍パイロットは第一線機による飛行約100時間を含む総飛行時間約250時間で部隊に配備され、それが1942年下半期になる平均200時間に、1943年中期には平均150時間(そのうち実用機教程 […]

4月 30, 2008 · BUN · No Comments
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