Archive for 12月, 2008

年末のごあいさつ

 画像もなく文字ばっかりで細かくクドくて堅い話の続く本ブログにお付き合い戴いている方々に御礼申し上げます。  もともとこのブログは新しい発見や新解釈を開陳する論文ではなく、世の中に既に出回っている情報を掻い摘んでまとめ上 […]

12月 27, 2008 · BUN · 10 Comments
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英軍戦略爆撃の失敗と独軍防空体制

 ドイツ軍のイギリス本土爆撃隊による戦略爆撃は1918年5月に戦闘損害よりも夜間離発着時の事故多発による損失によって中止されますが、今度は独立を果たしたイギリス空軍がドイツ本土に対する本格的な戦略爆撃作戦を開始します。そ […]

12月 25, 2008 · BUN · 4 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

イギリス空軍独立の背景

 1917年はいろいろな意味で第一次世界大戦の航空戦の転換点となった年です。戦争初期から行われていたイギリス本土に対する爆撃作戦にとっても新しい局面が訪れています。ドイツ陸軍において戦前から続いた飛行船重視政策で整えられ […]

12月 24, 2008 · BUN · 2 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

塹壕戦を終わらせた航空戦ドクトリン2

 地上攻撃の進歩と並んで塹壕陣地の突破を容易にしたもうひとつの要因として砲戦観測の改良も見逃せません。1917年はドイツ軍観測機が無線による砲戦観測を標準化した年でもあります。観測機に搭載できる小型で信頼性の高い航空無線 […]

12月 23, 2008 · BUN · 10 Comments
Posted in: ドクトリン, 第一次世界大戦

塹壕戦を終らせた航空戦ドクトリン1

 航空機生産で連合国に劣っていたドイツは開戦前から確立されていた攻勢的航空戦ドクトリンの採用と機動集中主義で航空機の攻勢的用法が未発達だった連合軍の機先を制し、本来であれば次第に押され気味になるはずの航空戦を1917年に […]

12月 23, 2008 · BUN · 2 Comments
Posted in: ドクトリン, 第一次世界大戦

第一次世界大戦ドイツの航空戦ドクトリン3

 海軍の反対により独立空軍とはまで行きませんでしたが、1916年中にはドイツ陸軍航空隊は独自の総司令官と総司令部を持ち、各飛行隊は航空隊の組織の中により強く組み込まれることになります。今まで地上軍指揮官の下にあった各飛行 […]

12月 15, 2008 · BUN · 11 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

第一次世界大戦ドイツの航空戦ドクトリン2

 第一次世界大戦が始まった1914年夏にはまだ攻撃用途に投入できる十分な性能の軍用飛行機が配備されていませんが、飛行機は偵察と砲戦観測任務には十分な活躍を示します。偵察、砲戦観測という「古い任務」による貢献だけでもヒンデ […]

12月 15, 2008 · BUN · 2 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

第一次世界大戦のドイツ航空戦ドクトリン

 将来の対フランス戦において飛行機を攻撃的用途に積極活用することで飛行機量産面での劣勢を挽回しようとドイツ陸軍が発想できた背景として小モルトケの航空戦に対する情熱的姿勢があります。小モルトケは早くも1912年に飛行機の攻 […]

12月 15, 2008 · BUN · 3 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

航空機生産から眺める第一次世界大戦 (2)

 第一次世界大戦の航空戦が早くも消耗戦の様相を呈していたことを紹介しましたが、それでは航空消耗戦、航空機生産競争に完敗したドイツ側はどのように考え、行動したのかを知りたくなります。1916年度にほぼ結果が出ていたのであれ […]

12月 11, 2008 · BUN · 5 Comments
Posted in: 第一次世界大戦

「軍事鉄道」横須賀線の建設経緯

 東海道線の大船から分岐して北鎌倉の円覚寺境内を抜け、鎌倉を通って名越の切通下を逗子へと走り、大きく曲がって逗子から田浦、横須賀市街手前までほぼ東西に敷かれた横須賀線は当然のことながら軍事目的の鉄道です。鎌倉から逗子、田 […]

12月 1, 2008 · BUN · 4 Comments
Posted in: 未分類