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フルーツバスケットを読む

 以前からの懸案事項であったフルーツバスケットを読む。

 うむ。今日びの少年漫画では、あるひ主人公の元に女神だ、天使だ、パソコンだが、いきなりやってくるというパターンが売れ線だが、少女漫画においては、主人公の女の子が物の怪に囲まれて同居する漫画が人気を博していたのか。

 正直おもしろい。これだけキャラがたっていれば、話を作るのも楽そうに思える。特に、しぐれ、はとり、あやめの三人は女子受けするんだろうなあ。
 また、この高屋奈月という人は、ときどき狂ったノリのかきものをすることがある。特にモゲ太。とりあえず、モゲ太がアニメでどうなっていたのかが気になって仕方ない。ぁぁ、ビデオ借りてくるか。

ガンパレードマーチをやる

 友人より強力なプッシュを受け、ガンパレードマーチをやる。

 むう、おもしろい。月姫の時もそうだったが、なぜ自分はこういうおもしろいゲームを見逃しているのだろう。以前ならばこういう情報はどっかしらから入っていたはずなのだが、早い話が友達がいなくなったと言うことか。

 開発元のアルファシステムがネクストキングを出した会社と知り、桝田省治のからみかと、ネットで調べたところ、どうも違うらしい。で、芝村裕吏という名前が浮上してくる。
 この人のインタビューはいくつか読んだが、どうもうさんくさい。

「ファミコンとプレステ2を比較すると、50倍の手間がかかるんです。だから同じものを作っても50倍かかる。ファミコン時代に100人いたものをプレステ2では2人にすればいい。こうすれば開発コストが合います。」

 まあ、ご説ごもっともなんだけど、そのコンセプトで生まれたガンパレードマーチが、制作に三年かかっていたら、意味がないんじゃないかと。そりゃ、開発年数=制作コストではないけれど。

 結局自分の感想として、このゲームの作り込み具合は、ときメモの次なのかなと考えている。口コミだけで13万のセールスをあげたのも同じだし。
 とりあえず、一回まともに終わらせるか。一回目は熊本城掃討戦で戦死したしな……

ガンプラを買う

 高校時代の友人と久々の再会。大いに飲み、大いに語り、そして気づくとその翌日、ヨドバシでガンプラを買う約束をしていた。まあ、よくある話だな。

 実は自分、バンダイのマスターグレードシリーズには以前より並々ならぬ興味を持っており、自分一人で買うには寂しいので、道連れになってもらった次第である。

 元来、メインストリーム志向である自分のこと、チョイスはもちろん主人公メカということで、ガンダムEz8である。てゆーか、ずっとこれが欲しくてたまらなかったのだ。

 そもそも、巨大ロボットなんて馬鹿な代物のデザインは大河原程度のおおざっぱさで充分と考える自分にとって、あのカトキデザインというのは、こざかしくてこざかしくて仕方ないんである。
 対して、08MS小隊の陸戦型ガンダム、陸戦型GM、Ez8のデザインに共通するのは、「リアル志向なんだけど、なんかかっこわりぃ」というところにあり、これが結構自分のツボに来る。
 具体的に、GMで比較してみよう。胸部のエアインテークだが、カトキGMはきゅっとしぼった形状で、こざかしさ大爆発だが、08小隊の陸戦型GMほぼ真四角である。なんというか現用兵器にあってもいいかなという実用性臭のかすかにただようデザインなのだ。
 そう、たとえるならば、カトキデザインはドイツ戦車で、08デザインは米軍戦車なのだ。名前もEz8だしな。

 おそらく、08小隊の陸戦シリーズのデザインは、山根公利だとおもうのだけれども、本当にこの人のデザインはいい。そもそもOVA第MS08小隊自体が、一巻のパッケージイラスト、「ザクに倒されたガンダムの図」を見るまでもなく、「白いやつへの復讐」をテーマとして掲げていることは間違いなく、そうした幸運からこういった「どう見たってかっこわりぃガンダム」をデザインすることを可能にした訳なのだけれど、それにしてもEz8のあのかっこわるさは特筆に値するものだ。まさに登場当時の「歴代ガンダムかっこわりぃランキング」で堂々一位を獲得する風格を備えたデザインといえよう。ま、ヒゲが出現するまでの三日天下だったけどな……

 まとにかく、自分は「白いやつ白いやつって、そんなに白いのがいいなら、真っ白に塗ってやるよ!」というバンダイへの怨念が形になったようなEz8が大好きなのである。蛇足だが、歴代ガンダムに見る「黄色い胸部エアインテーク」を廃して分厚い装甲板にすげ替えたのも、ポイント高いぞう。だいたい、陸戦兵器の分際で、機体前面のもっとも被弾確率の高そうな胸部にエアインテークはねえだろ。「狙ってください」って言ってるようなもんだぞ。オレがザクのパイロットだったら、真っ先にあそこを狙うぞ。

 で、さっそく組んでみた。
 説明書を開いて、五分で挫折しそうになったのだが、それを乗り越えるとあら不思議。なんだか楽しくなってきてしまった。
 とかくこのキット、組んでて楽しいのだ。
 まず、パーツの合いがいい。すばらしくいい。そして、接着剤がほぼ不要。ってか、説明書で接着剤の使用を指示している箇所は、頭部のアンテナのみである。あとは、ぱっきんぱっきんはめこんでいけばいいのだ。こりゃ楽でしようがない。とどめに塗装不要で、ちゃんと完成すると来る。目の部分なんかシール貼って終わりだ。むぅ、すばらしい。
 そう、バンダイはMGシリーズの購買層である「小学生時分にガンプラを作って以来、プラモなんかさわったことない世代」が色なんか塗るのはメンドーで仕方ないということを、正しく理解しているのである。まあ、このあたりの正しい理解があってこそ、モビルスーツインアクションというシリーズのヒットもあるのだな。このシリーズの購買層に至っては、「プラモなんて組むのもヤ。いきなり完成品が欲しい」というわがままな人たちで、バンダイはこのわがままに見事応えているのだ。

 とかく、Ez8の出来の良さに感動した自分は、それを二日で組みあげ(もちろん、MG正しい組み方であるところの素組だ)、その二日後には、ゼータプラスC1を買ってきたのである。
 これを買った理由というのは、Ez8に見る、パーティングラインを極力なくす設計などの出来の良さが、MGシリーズ普遍のものなのかを確認する作業だったのだが、組んだ感想としては、やはりEz8の出来がよかったのだというところに落ち着いている。
 しかし、ゼータプラスはEz8に比して作りは甘いものの、変形もできるし充分楽しかった。やはりMGはいい。

 そんなわけで、ザクF2の再入荷を待つ今日この頃なのであった。ぁぁ、でも陸戦型ガンダムとGM買って、カレンのGM頭も作りたいなあ。

湾岸ミッドナイトを読む

 今日はマンガ喫茶へ行って、「湾岸ミッドナイト」を八巻まで通しで読んできました。
 このマンガ、その熱いセリフに酔った知り合いの間では以前より盛り上がっており、車に全く興味のない自分もヤンマガをみかけては立ち読みしてはいたのですが、今回ダチが単行本を揃え始めたのに感化され、自分も最初から読んでみようと思った次第です。

 ヤンマガでは、この「湾岸ミッドナイト」の他に、同じ走り屋を扱った内容のマンガ「頭文字D」を連載しています。普通ひとつの雑誌で同じジャンルのマンガが連載されることは希であり、このヤンマガでの連載も奇異な印象を受けますが、読めば疑問は解消します。

 「頭文字D」は86トレノを駆る主人公が、ひたすら峠をドリドリしまくる、純粋ジャリタレ向け走り屋マンガです。このマンガの特徴は、まったく人物を描写しないところにあり、そんなことをやる暇があったら、ひたすら峠を攻めまくっているというそんなかんじ。
 対して、「湾岸ミッドナイト」は、表向き主人公とされている、悪魔のZの乗り手、朝倉アキオの存在感はヘリウムより軽く、真の主人公達は、車のチューニングに入れ込んで人生を棒に振ったおっさん連中であると断言できます。
 もちろん、車同士のバトルの描写はあります。でもそれよりか、北見淳がアキオや同業者を説教している場面の方が多く感じられるのが「湾岸ミッドナイト」であり、これと「頭文字D」はまったく異なるジャンルのマンガ、とゆーより互いに対消滅の関係にあるといっても過言ではないでしょう。まーとにかく、読者層の完全な棲み分けが出来ているのは確かなことです。

 さて、前述したとおり、「湾岸ミッドナイト」はチューニングに身を崩した(崩してない人もいるんだけど)おっさんを描いたマンガなわけですが、その中でも真の主人公格と呼べるのが、主人公クルマである悪魔のZを組みあげた、北見淳(40)という男です。
 この男、商売に無関係のチューニングに入れあげたあげく、軌道に乗りかけた工場は手放し、家族には見切りをつけられ逃げられて、今は街の自転車屋を細々と営む、端から見ると人生の落伍者以外の何者でもないおっさんです。
 こういうキャラクターは、自分と同じような破滅への道に足を踏み入れかけた若い同業者に相談を受けたとき、「オレみたいにはなるなよ」と説得するのがパターンなのですが、この北見淳という男、自分と同じ道へと邁進することを大奨励しやがります。

「昔は、朝まで走り続けて、ある朝帰ってきたら女房が流産した後だった。もう二度とあんなマネをするわけには‥‥」と相談されても、北見は一言、
「それがなんだっていうんだよ」

 まさに鬼です。彼につけられた「地獄のチューナー」というあだ名は、この鬼のような性格ゆえ、さほど陳腐な印象を与えません。
 そもそも本人は「工場も失った。家族も失った。でも俺は今最高に幸せだよ」と、完全に開き直っているのですから、手が付けられませんね。

 さて、ある人物が破滅への道を突き進み、落ちるところまで落ちてボロボロになったところで、「こんな生き方は絶対ダメなんだ」と反省する物語を見て、世のダメ人間が心を動かされることはまず滅多にありません。
 しかし、ある人物が破滅への道を突き進み、落ちるところまで落ちてボロボロになったところで、「これでいいのだ」と高らかに宣言する物語はどうでしょうか? 「そうかいいのか」と納得するバカはさすがにいないでしょうし、ほとんどのダメ人間はそこから反面教師として学ぶのではないでしょうか?
 よって、「湾岸ミッドナイト」こそは、ダメ人間にとっての教科書であると、自分は考える次第であります。

銀河帝国興亡史

 アシモフのを何を今更ってカンジで読んでいます。

 これ、どういうお話かというと、あるエライ学者さんがファウンデーションっつー科学技術保存団体を立ち上げて、その団体の一千年の未来を科学的に予言するんです。ほんで、その団体は何度か危機を迎えるのですが、それぞれの時代の主人公が様々な方法で危機を回避していくお話なんです。でも前述したとおり一千年の歴史はエライ学者さんが予言済みなので、最終的にはまーなんとかなってしまうというか、ときどきなんにもしなくとも勝手に解決してくれたりする、自堕落な人間のクズに一条の光を与えてくれる小説と言えなくもありません。

 リア厨の時分、ワラクシはSFを好んで読みましたが、その内容の難解さにくじけることもしばしばしばでした。当時はもちろん、自分の頭が悪いからと考え納得していましたが、人間三十路を過ぎるといい具合に心が汚れるもので、己の理解力のなさを棚に上げて、「これひょっとしなくとも翻訳がヘボいんちゃう?」などと思うようになりました。ぁぁ、なんと卑劣なことでしょう。
 なんだか、翻訳ソフトのはき出した訳文にクリソツな言い回しが多いように感じるのは、自分がバカだということを認めることを潔しとしないチンケなプライドが自分の心にかけた浅ましいペテンの所産に相違ありません。

 ぁぁ、情けない。情けないので、ハヤカワではなく創元の文庫を探しに行こうと思います。それで自分の疑問は解氷するはずのなので。

ガンダムエース続き

インタビュー記事にも目を通す。まず、つんくxトミノ監督

(トミノ監督はどんな子供でしたかという質問に)
「少年向け雑誌に載っている戦記物を愛読していました」

えーと、1941年生まれってことは、リア消は50年代前半‥‥
あや、戦後復興の心の支え系ダメ戦記粗製濫造の時期とジャストミートじゃない。トミノ監督の特攻萌えはやっぱそのまんまのが原体験だったか。

「ゼロ戦-今は零戦(れいせん)って言ってますけど-」

やはりその程度か(笑) つーか、ぜろせんでいいんだよぜろせんで。

お次は、安彦良和x0083スタッフ

あ、あかん‥‥ 安彦はん、0083見て感心してはる‥‥
こりゃいよいよ、オリジンはインド人抜きだな‥‥

ガンダムエース

新しいのが出ていたので買ってきました。

北爪の絵は前号からすっかり安定していますね。
始まった当初は、安彦良和のオリジンと比してのあまりのヘボさに、「コミケで売っていたら絶対買わないレベル」との酷評を受けていました。私のある友人など、「名前貸してるんじゃないですかね?」などとのたまったものです。
結局真実は、単に「絵の描き方を忘れていただけ」だった模様ですね。
それにしても、昔一世を風靡した中年ミュージシャンが二十年ぶりかの再結成の際に、歌の歌い方を忘れたり、ギターの弾き方を忘れたり、太鼓の叩き方を忘れたりというのは、よく聞く話ですが、まさか「絵描きが絵の描き方を忘れる」などと言うことがあるとはあるとは思いませんでした。
また例の「ハマーン14歳」ですが、ありゃ安彦オリジンの神懸かりな絵のうまさにびびった北爪が、「オレもガンダムのキャラデザだ、ガンダム正史をいじる権利はあるんだ」というエゴを発動した結果ではないかと思われます。しかし「ハマーン14歳」か‥‥ そんなニュースサイト、すでにどっかでやってそうだな‥‥

ついでに、安彦オリジンについてのインプレも書きますか。
あのでたらめな絵のうまさに関しては、もはや語るまでもないので割合しますが、まさかあんなにもメカが描ける人とは思いませんでした。
しかも、MSのデザインを細々といじるようなマネをしているのには驚きです。カトキみたいなガキならいざ知らず、もういい年の安彦良和が、「マニュアル開いて、いきなりMS操縦はおかしい」だのザクマシンガンの給弾がどうのなどと枝葉末節にこだわるのは、いかがなものかと思います。
大体、巨大ロボットなんてバカな代物は、大河原デザインくらいの大雑把さがちょうどいいのですよ。それともバンダイからお願いされちゃいましたか?
安彦良和はオリジン連載開始について、「べーつにお金に困ってるわけじゃないけど」と誌上で語っていましたが、どう考えても角川からのギャラの額に惹かれたとしか思えません。大体この人最近何か仕事やってましたか?

さて、自分の一番の関心事は、かなり先のことになるとは思うのですが、「オリジンにインドの売春婦は出てくるのか?」という一点のみです。
なんせ、インド売春婦については安彦良和は最後まで反対していたらしく、安彦良和が急病で入院した隙にトミノ監督が出してしまったという話があるくらいですからねえ。0083のようなニュータイプなしガンダムは評判もいいことですし、ニュータイプなしでの進行というのもアリではないでしょうか? また、それくらいのことをやるだけ自負を安彦良和は持っていることでしょうし。

北爪のヘッポコ絵と好対照にトニーたけざきの達者な絵は本当に健在です。ヤツのすごいところは、安彦良和の画風をマネてパロやってるところですね。前回の黒い三連星もよかったけど、今回のダムもいいなあ。

月姫についての覚え書き

色々書いてみる。

■武内崇のヘボイ絵

絵がヘボイというよりは、CG塗りがヘボイという表現が正しい。月姫読本の白黒絵は、それなりにこなれた絵で、さほどひどい印象は受けない。
また、奈須きのこのインタビューで「イベントCGに関しては一枚あたり二時間しか時間が取れなかった」というコメントあり。

■奈須きのこと武内崇

知り合ったのは中学一年。以来の親友同士(高校は別)という藤子不二雄状態。片や絵、片や小説で競い合い、またお互いを尊敬し合う関係。
どうやら、武内崇が月姫の製作を始動した一番の動機は「奈須きのこという才能を世に知らしめたい」というものであった気配が濃厚である。実に美しい動機であり、また大いに共感を感じる。

■ゲーム月姫を作ったのは武内崇

奈須きのこ=ゲームを作った人、武内崇=ヘボイ挿絵を描いただけの人、とのイメージは割と多いような気がする。
これは大間違いで、おそらく武内崇のプロデュース能力なしに月姫の完成はなかっただろう。また武内崇はシナリオにも多くの意見を出している。半月版にネロ・カオスの姿はなく、「前半を盛り上げるため敵を登場させてはどうか」と意見したのは武内崇。
おそらく、奈須きのこが好き勝手にゲームを作っていたら、それはとても遊べた代物ではなかっただろう。そもそも、奈須きのこの初期構想では、30日のロングスパンを予定していたというのだから問題外。武内崇の存在無くしては月姫がゲームとして成立することはなかったと思われる。
以上をふまえた上で、世間の評価が奈須きのこにばかり流れてばかりいると、面白くないのが普通だが、この武内崇という人は、親友が世間に評価されるのを素直に喜んでいるように見える。尊敬に足る人物だと思う。

■奈須きのこの前職

エロゲメーカーで、馬車馬のごとき使役されていたのこと。どこのメーカーかは不明だが、まったくいい面の皮だと思う。まさに金の卵を産むニワトリを逃がしてしまったのだから。
で、気になるのは「なにをやらされていたか」だが、おそらくはスペック書きのような雑用を主体にこきつかわれていたのだろう。これは想像だが、フロー書きはやらされていたのではないだろうか? その経験が月姫に生かされていると考えるとあのデキは納得できる。彼の月姫における仕事で際だっているのはシナリオというよりは「ゲームデザイン」だと思う。

■小説家としての奈須きのこ

空の境界がまだ未読なので、あまり断定は出来ないが、あまりたいしたことがないような印象を受ける。大体、たいしたことがあったら、富士見か角川あたりからとっくの間にデビューしているだろう。
文章書きとしては、京極夏彦と同じタイプ。つまり書きたいことは全部書いてしまうので、結果恐ろしく長くなる。
とりあえず、殺し合うの合わないのを続けてるうちは、小説家としては興味なし。

■萌ゲーとしての月姫

つまり、人物をしっかりと掘り下げて魅力的に描写すれば、そのキャラは「萌える」ことができる、という当たり前の結論。
近来のギャルゲはこの当たり前のことが出来ず、キャラ特有の口癖と連発するなどのこそくな手段に頼ってきた。情けないのはそれに乗り続けてきたユーザーである。

■シナリオ

まず、アルクェイドのトゥルーとグッドの差が素晴らしい。トゥルーは不老不死の吸血鬼と寿命のある人間との恋物語のしごく当たり前の終幕の形。そして、グッドは何も考えずに「ただいいだけ」の結末。主人公が年老いたときどうするのか? などはまったく考えていない。
フローチャートを見たとき、トゥルーより下位であるグッドが高い好感度を達成したときに出てくるようになっている妙。見事だと思う。
また、シエルルートで語られる、不老不死の吸血姫に恋いこがれた結果、輪廻転生を繰り返すロアの物語が提示されるが、これこそはアルクェイドグッドエンドの選択を語ったもの。これまた見事と言う他ない。

シエルルートは、毎日殺され続けるというシークエンスが悪趣味。奈須きのこは、この手の少女ブチ殺しを好む傾向があるが、これはちょっと勘弁して欲しい。まあ、若いんだからしようがないと思うが。
あと、自分が老いたというのもある。そりゃそうだ、もうキッチンの生首が飛ぶのを見てゲラゲラ笑ってる厨房じゃねえんだから。

以上のシナリオに関してはすべて奈須きのこの仕事だろう。

今日はここまで。

月姫ショック

今更、月姫をやる。で、アルクェイドのトゥルーとグッドに到達。
すごい、これはすごい。
なんというか、「同人とは思えないクオリティ」という知能指数ゼロの感想しか出てこない。
とりあえず、全部やろう。

順調に引きこもる

お父様の言いつけ通り、毎日日記をつけています。ヒマを見てはヴァイオリンの稽古をしていますよ(´▽`)

ハヤカワSF文庫でファウンデーション購入。創元SFが無くなって、一部タイトルは早川に流れてたのだなあ。

ラーメン板の札幌ラーメンスレを読んでいると、煽り厨房が暴れていた。この人、どうにもこうにも札幌のラーメンはレベルが低くてまずくて、値段が高くて、こんなラーメンで満足してるのはテメーラ札幌の人間だけだよ。よその土地じゃ考えられないよ、バーカバーカ。というのを繰り返してたんだけど、周りからつつかれているうちに、とうとう実は札幌在住で月に30食は食べているということを、ポロッと白状してしまった(爆笑)
ぁぁ、昔の知り合いで、えばーの最終回を滅多クソにけなしまくって罵詈雑言の限りを尽くしているくせに、なぜかLDは毎月購入していたヤツのことを思い出してしまった。
「そんなキライなら買わなきゃいいのに。何で買うの?」と問いつめたらば、その彼、
「そ、そんなの好きだからに決まってるじゃないですか‥‥」と消え入りそうな声で白状したものだ。愛はプリズムだねえ。