HoI2 大日本帝国 AAR 第2話「シベリアの開放」

 前回の続き。

 結局、1.3パッチ後の中国降伏イベントとやらを見てみたかったので、山西軍閥併合後まで巻き戻してやり直してみた。
 前回同様、沿岸部まで南進した後、内陸へ向かって侵攻。今回はフランスに上陸する暇を与えることなく、一気に沿岸部を押さえた。すると重慶の少し手前で降伏イベントが発生した。中核州の大部分を失うとランダムで発生するらしい。
 んで、傀儡にするか、軍閥ごとに分割して傀儡にするか、併合するかの選択肢で、迷わず併合を選ぶ。おお、八路軍以外全部一気に併合した。こりゃいい。

 1.3ではパルチザンの活動がかなり活発になっており、占領地区におけるパルチザン活動率は10%増しといったカンジだ。
 まー、でもそのうち落ち着くだろうとタカをくくっていたら、これがいつまでたっても21%から下がることがない。これではTCに負担がかかって仕方がないではないか。確かにICは上がったが、TCが真っ赤のままなのはいただけない。悩んだ末に結局中国を傀儡国としてリリースすることにした。ぅぅ…

 その後、ソ連国境に部隊を貼り付け、41年春のバルバロッサ発動を待つ。1.3パッチからAIはほぼ史実通りに作戦を遂行するので、行動が読みやすくなった。予定通りにドイツのソ連侵攻と同時に宣戦布告。不可侵条約はドイツが侵攻する直前にソ連から反古してくれていた。ありがたい。
 オホーツク沿岸をある程度制圧したところで、ふと「新国家創立」をみると、創立が可能になっている。見るとプリモルスクが創立可能になっている。
 こんな資源も工業力もない不毛な地は、占領してもTCの無駄なので、即時にリリースを決定する。しかし、1.3から傀儡国を建てると、不満が5%増えるんだよなあ。だから、そう頻繁にはできないのだ。

 といいつつも、占領する端から新国家が生まれていく様は、なんだか気持ちがいい。そう我々はスターリンの恐怖政治から極東地域を解放しているのだ。うむ、大義名分が立つ戦争ではないか。まあ、開放された国が、ことごとく宗主国と同じファシスト国家なのは心配だけどな。
 タンヌトゥーバ、シベリア、カザフスタン、トランスウラルと立て続けにソ連から解放する。おかげで不満がいつまでたっても0にならない。そして、これだけ占領地を離しているにもかかわらず、相変わらずTCは真っ赤なままだ。

 二正面作戦が効いたようで、ドイツの侵攻スピードがいつもより早い。43年の夏にはとうとうドイツ軍との交戦が始まり、その年の終わりには遂に、すべての戦線でドイツ軍と対峙することになった。43年末の戦況は以下の通りである。

 トランスウラルの色が日本と同じ黄色なので紛らわしいがシベリアの西ほとんどが、トランスウラルの領土になっている。
 さて、このままドイツを押し込むことができるのだろうか? 陸軍の師団数は拮抗している。そして単純にユニットの性能差を見るならば、機甲先鋒のドクトリンを採用しているドイツが圧倒的に有利だ。すべてのドクトリンを開発し終えて、こっちの組織率はやっと80だが、向こうはなんと120である。
 史実においてもドイツが強かったのは兵器が強かったのではなく、兵器の運用がうまかったからだ。HoI2はそれを正しくシミュレートするため、ドクトリンの差によってドイツ軍の優秀さを再現しているのである。とりあえず単体兵器の能力を上げる、兵器萌えゲーの大戦略とは違うのだ。

 ドイツ軍を分断するためには、是非とも欧州上陸作戦の実行に期待したいのだけれど、アメリカはドイツに宣戦布告したものの、勝手にフィリピンと同盟を作り、連合には加盟しなかったのだ。となると上陸作戦はエゲレス頼みだが、果たしてエゲレスだけで欧州上陸を果たせるのだろうか? そして、我が大日本帝国は果たしてナチスの侵攻を押し戻すことができるのだろうか。以下次号。

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