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ドラクエ8をやる

 昔、月刊OUTという雑誌があった。
 基本的にはアニメ雑誌だったのだが、単なるアニメを扱った記事にとどまらず多種多様ななコンテンツを紙面にそろえていた。その中に「私立さくま学園」「ゆう坊のでたとこまかせ」という二つのコーナーがあった。それぞれのオーナーは、さくまあきらと堀井雄二である。
 私立さくま学園は説明するに易い。要するにジャンプ放送局だ。黄金期のジャンプを支えたドル箱コンテンツであり、読者投稿コーナーとしては前例のない単行本化を達成した、あのジャンプ放送局の前身である。当時の常連投稿者にはあの鈴木みそがいた。
 ではゆう坊のでたとこまかせはというと、これはちと説明するのが難しい。実際にやっていた企画を上げると、「○○(人名、なんて名前か失念)13歳春(だったかな?)」とかいうヤツがあった。これ何なのかというと、まず思春期の少年を主人公とする大枠のストーリーがあって、その場面を五つほど指定する。学校で不良に絡まれるシーンとか、美人家庭教師と二人きりになるシーンとか。
 んで、だいたい30文字かそれくらい以内のセリフ、または文章を投稿で募り、それをつなぎ合わせて一つのストーリーを完成させるというものだ。そういうなんというか、面白いには面白いんだけど万人受けではないビミョーな企画が多かったのがゆう坊だった。
 当時の評価も、さくま学園は誰が見ても面白い、ゆう坊は通好みとか、そんなカンジだったような気がする。
 で、確か82年の2月号だったと思うのだけれど(表紙は吾妻ひでおのイデオン柄振り袖の美少女)、そのゆう坊のでたとこまかせの巻頭言で、最近アップル2というバカ高いマイコンで、ウィザードリーというゲームをやっているんだけど、これがもう面白くて面白くてしようがないという話をしていた。
 そしてその数年後、堀井雄二は日本のゲームの歴史を一変させるゲームをリリースすることになるのだけれど、その源流はウィザードリーなんだろうなという話。

 でだ、
 長い前振りだったけど、そのシリーズの8が昨年リリースされたのでなーんとなく買って、なーんとなくプレイして、なーんとなくクリアしたのである。
 自分は漢字の漢って書く方のオトコを目指しているので、ラスボス攻略までバニーガールで戦った。終いにはヨメに聞かれた。

「それずっと着せてるじゃない」
「うん」
「バニーガールの格好って強いの?」
「や、あんま強くない」
「んじゃなんでずっと着せてるの」
「……」
「なんで?」
「…………」
「趣味?」
「うん」

 気が向いたらゲーム自体のインプレも後日書いてみる。