古本を買う

 Book Offにて漫画本を物色する。なんでも100円の棚が期間限定で拡張されているらしいので、普段なら買わないけど、まあ100円なら買ってもいいかなというタイトルを選んでみた。

 その中に、背表紙がいい感じで日焼けした徳間のアニメージュコミックスの大群を見て、何とも懐かしさ感じつつも、これらは誰かに引き取られることなく廃棄処分されるのではないだろうかと危惧を抱く。
 そしてこれらは自分が引き取ってやるべきではないかなどと、唐突に博物家精神がむくむくと頭をもたげ始めるものの、冷静に考えれば本棚も満足に買えない貧乏人の自分が買ったところで、結局紛失するのがオチであろうという結論に至り思いとどまった。絶滅種に指定された漫画本の保護などという文化的偉業は他のどこかの好事家に任せて、自分は自分の持てる保管スペースと相談しながら自分の欲しい本だけを買えばいいのだ。もう結婚してるしな。
 しかし、本当に世の好事家達はこれらの本をすべて保護してくれるのかと疑惑の念が発生し、やはりメディウムに手が伸びるが、なんとか思いとどまった。金より保管場所の問題において、買い物には慎重になろう。もう結婚してるしな。

 と、それなりの慎重を期してのチョイスの末、手に収まった漫画本を眺めると、

 友情の男アミーゴマン/こにししのぶ
 超感覚アナルマン/安永航一郎
 土曜ワイド殺人事件/とりみき ゆうきまさみ

 なんか軽く鬱になってきた…… あと、きぬたにゅーのリヴァイアサン2,3巻と和田慎二が原作やったネメシスの剣、オレンジ3,5巻を通常棚から選んで終了。リヴァイアサンとオレンジは古本で見かけたら買っているのだ。

 Book Offのバイト達は今日もムダに接客の声が大きく正直やかましい。なにやら店の外に出て呼び込みのようなことをしていたが、それは古本屋のやることか?
 創価の絡みってホントなのかな? 確かに外で呼びこみやってるバイトの姿はマホポのそれを思い出させるものはあった。

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