アジア歴史資料センターの

「旅順攻城戦間 第三軍圑隊別死傷統計表」
(自分で捜してください)
を見ると

第一師団
戦死   准士官以上   115
下士官以下  2656
傷者   准士官以上   321
下士官以下  7384
生死不明 下士官以下   135
合計   准士官以上   436
下士官以下 10175

第七師団
戦死   准士官以上    84
下士官以下  1929
傷者   准士官以上   183
下士官以下  4853
生死不明 下士官以下    94
合計   准士官以上   267
下士官以下  6876

第九師団
戦死   准士官以上   148
下士官以下  4498
傷者   准士官以上   379
下士官以下 12293
合計   准士官以上   527
下士官以下 16791

第十一師団
戦死   准士官以上   136
下士官以下  3892
傷者   准士官以上   370
下士官以下 10435
生死不明 下士官以下     2
合計   准士官以上   506
下士官以下 14329

後備歩兵第一旅団
戦死   准士官以上    53
下士官以下  1367
傷者   准士官以上   150
下士官以下  5056
生死不明 下士官以下   100
合計   准士官以上   203
下士官以下  6523

後備歩兵第四旅団
戦死   准士官以上    38
下士官以下   752
傷者   准士官以上    68
下士官以下  1929
合計   准士官以上   106
下士官以下  2681

の損害を受けていて、やたら被害者意識の強い北海道民でも何も言えなくなる。
第九師団と第十一師団はどんな戦いをしていたのかと調べようと、今日も図書館を彷徨っていたところ(今日もなぜか家に放置されていた)こんな本を見つけた。

「愛媛県史 近代上」愛媛県
昭和六十一年三月三十一日発行

愛媛県には第十一師団歩兵第二十二連隊が置かれ、日露戦争に出征した。上記の本より旅順攻囲戦中の損害を書き写す。

剣山付近(明治37年7月2日~)
戦死傷者   21
大白山付近(明治37年7月20日~)
戦死傷者  415
大狐山付近(明治37年8月7日~)
戦死傷者  178
旅順第一次攻撃(明治37年8月21日~)
戦死傷者 1348
(残存兵員 将校以下667)
旅順第二次攻撃(明治37年9月2日~)
戦死傷者  539
旅順第三次攻撃(明治37年11月26日~)
戦死傷者 1752

北海道人は字も読めないと思っているのか、道立図書館の県史の所蔵が少ない。(おそらく都府県から寄贈を受ける)どうか、北海道人にも字が読めるので、贈ってください。