Archive for 3月, 2008

ロールスロイスの事情

世界大戦後の1920年代、イギリスの航空発動機メーカーといえばネピアでした。ロールスロイスは1925年頃までは軍用航空発動機市場で25%のシェアを持っていましたが、徐々に後退し、1929年には11%まで落ち込んでしまいま […]

3月 17, 2008 · BUN · No Comments
Posted in: 発動機

職人の領分

日本の航空発動機についてその製造工程などを形容して「職人芸」という言葉がよく使われます。私などは昨今の懐古趣味的風潮から「これは誉め言葉なのだろう」とばかり思っていましたが、どうも批判的に使われているようです。ふだん「人 […]

3月 16, 2008 · BUN · 7 Comments
Posted in: 発動機

月光

 月光と聞けば正気を疑いたくなるような遠隔操作式動力銃塔と次々と追加される海軍の過大な要求によって潰れた十三試双発陸戦を偵察機に爆撃機に観測機(これはさすがにW先生の間違い)に転用を試みつつ、結局応急夜戦として結果的に成 […]

3月 13, 2008 · BUN · 3 Comments
Posted in: 陸海軍航空隊

エアコブラの何処が気に入ったのか

1942年夏、ドイツ軍の夏季攻勢に押される南部戦線で「一歩も下がるな!」との無茶苦茶なスターリン命令第227号を受けて苦戦するYaK-1装備の第216戦闘機師団はソ連空軍で初めてP-39を受領することになります。8月末か […]

3月 8, 2008 · BUN · 3 Comments
Posted in: ソ連空軍

新装開店

某所のコンテンツを移動させて、なんとなく始まりましたが、ここの使い方がどうもよくわかりません。ろくに説明も読まずにひたすら前進しております。

3月 7, 2008 · BUN · One Comment
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クルスクでの失敗

 クルスクの航空戦は両軍とも長い準備期間を経て戦い始めた割には出来の悪い戦いでした。  たとえばドイツ空軍は攻勢に先立ち、ソ連航空基地への航空撃滅戦を仕掛けますが、先に取り上げた擬装基地に引き寄せられてしまい、6月中に実 […]

3月 7, 2008 · BUN · No Comments
Posted in: ソ連空軍

クルスク 3

 クルスク戦に臨んでソ連空軍が陣地構築に力を入れていたことは広く知られています。最近ではその優れた点や、時間をかけても十分でなかった点などが明らかになっていますが、航空基地もまたよく準備されています。  ソ連軍の航空基地 […]

3月 7, 2008 · BUN · No Comments
Posted in: ソ連空軍

パウル・カレルはそう言うけれど・・。

 攻撃隊が独軍の優れた野戦レーダーシステムによって探知され、ソ連空軍は緒戦で壊滅したという「印象」がいまだに根強いクルスクでの航空戦です。「あとは戦車対戦車の戦いだったのだ」とした方がその戦記を読んでいる人間の殆どを占め […]

3月 7, 2008 · BUN · No Comments
Posted in: ソ連空軍, ソ連空軍復活の背景

クルスク

 スターリングラード戦で輸送妨害に失敗して大いに反省したソ連空軍は、1943年前半の戦いで対地攻撃にその反省を生かし、地上との連携をかなり充実させます。友軍が突破に成功した場合、行動半径の小さいソ連軍機はその前進に取り残 […]

3月 7, 2008 · BUN · No Comments
Posted in: ソ連空軍, ソ連空軍復活の背景

輸送機撃滅は失敗

 戦闘機、爆撃機、高射砲、レーダー、野砲による飛行場攻撃まで含んだ組織的な輸送機邀撃網が作り上げられたにもかかわらず、ドイツの輸送機はデミヤンスクと同じように、悪天候をついて、あるいは超低空での侵入を試みながら輸送を継続 […]

3月 7, 2008 · BUN · 2 Comments
Posted in: ソ連空軍, ソ連空軍復活の背景