歴史を目撃しました。
- 曽田さんについて説明するならば、まあ曽田さんかな、と。ミスターコンサドーレだのネ申だのそんな呼び名に意味はなく寺山修司が職業寺山修司であるのと同じように曽田さんは曽田さんでありそれ以上でもそれ以下でもない。
- まあ、そんな曽田さんが本日引退することとあいなり、せっかく最後だからと試合出れることになったわけです。
- 本職DFじゃなくFWでね。後半42分に投入。
- まあ普通なにもできずタイムアップ思い出だけが残りましたとなると思うよね当然思うよね。
- なんか一点取っちゃいましたよ。ありえねー
- もちろんPKでしたが。
- まあ結論から言うと審判の空気読み上げ能力が素晴らしかったです。
- まずPK取られた場面からして横から当てられて倒されてて、フツーとらないでしょってファール。
- まあ今日の審判は最初から微妙な判定てんこ盛りにウチに不利なファールもいっぱい取られてましたけどね。アツ君に直接FK決められたファールだってどう見ても倒したのウチじゃなかったし。
- んでPK一回目阻止されたのに、なぜかやり直し。
- んで二回目できっちり決めたという。
- 色々ありえませんでした。
- ちうか引退試合ってたいていピーク越えた状態で出るわけだから点なんて取れるわけ無いわけで。
- そこで取っちゃうのが曽田さんなんだよなあ。
- なんていうか歴史を目撃したかな、と。
- 試合後、引退セレモニーが始まったのですが、驚いたことに鈴井貴之が花束贈呈で来ていました。
- 知ってる人は知っていると思うけど、あそこは副社長でもある嫁さんはサッカー大嫌いで、営業的にハムに行けと言われているので鈴井貴之はコンサの試合に行けないのです。
- 鈴井社長はコンサ大好きなのにかわいそう。
- 一度だけ試合に招待されたことがあって、それはサッポロビールサンクスマッチで北海道限定販売の発泡酒「道産素材」のイメージキャラクターとしての登場だったのでした。
- イメージキャラクターじゃ仕方ないよねと言うことで嫁さんの認可も出たのでしょうあのときは。
- ホントすんごい嬉しそうだったな。
- ちうわけで今日の花束贈呈では嫁さんに絞られたんじゃないかと心配してしまいました。
- で、最後に曽田さんの挨拶があったんですが、その言葉がまた凄かったです。
- 出だしが「変わる素晴らしさ変わらない美しさ このスタジアムにはこの二つがあると思います」
- なんていうかもう文学でした。
- 曽田さんは一番好きな映画にレオス・カラックスのポンヌフの恋人をあげる人なのです。
- そして最後に「活躍できなくてすみません」とか太宰かよw
- とかなんとかちゃかしてますが、自分聞いてる最中は目から汗があふれそうで大変でした。
- ちうかあっちこっちでおっさん男泣きしてたな。
- ああ、いいもんみたなー
- 多幸感をカンジながら帰宅したわけですが
- なんというかこの心地よい多幸感は、スタジアムでしか得られないモノだと思うのです。
- いいね、スタジアムって本当にいいね。
- 地元にフットボールクラブがあって善かった。
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