最近、職場において、W杯トトカルチョが大絶賛開催中で、どこが優勝するかという話題が絶えない。
まあ、それ自体は一向構わないのだけれど、一部の人間による、オレ予想がうざい、死ぬほどウザい。
なぜ、こうもイライラするのか不思議だったが、理由が分かった。そのしゃべくり方が、競馬始めたばっかのヤツのそれに酷似しているからだ。
10年前、外観がピンク色に改装されて間もない中山競馬場には、競馬新聞を広げながら、「だからここでこうなるとこれが鉄板で~」などと、わざと周りに聞こえるように、自前の予想を声に出す若造が後を絶たなかった。これは、あのウザさと同質のものだ。
結局、当たる当たらないよりも、どこが優勝するか予想する行為自体が楽しくて楽しくて仕様がないのだろう。まあ、気持ちは分かる。だが、オレの聞こえないところでやってほしい、正直耳障りだ。
大体、ブラジルが一番人気ってなあ。お前ら大陸の法則も知らんのか。「オランダって優勝したことあったっけ?」って、そんなことも知らずに、予想立ててるんじゃねえ氏ね。
来月の中までこの状況は続くんだろうな鬱。
聞いていると、どこどこが一位で通過するとどうの言っているのだが、そんなの当たるわけねえだろ馬鹿。三大会も見れば、そういう予想が、まったく意味のないことを悟るはずなのである。
こういうのは結果から、考えるのが手っ取り早い。まず、過去にドイツで開催された国際大会はというと、74年のW杯西ドイツ大会。88年の欧州選手権西ドイツ大会がある。双方、決勝カードはドイツxオランダ。だから、今回もドイツxオランダだ。予想なんて、この程度がちょうどいい。まじめに考えても絶対当たらないんだから。
ついで、88年の欧州選手権はオランダが優勝したが、そのときのエースはファンバステンだった。今回の代表はそれをガキの時分にテレビで見ていた世代であり、その監督がファンバステンなのである。これだけ条件がそろえば優勝するだろう普通。
とにかく、ドイツでおこなわれる国際大会における、オランダの気合の入り方に関してまったく無知なのがまた腹が立つのだな。もうちょっと勉強しろ。
6/13訂正:88年の欧州選手権決勝はオランダxソ連だったよ。オランダxドイツは準決勝だった。勘違い~
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