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今更魔法少女の話

実はここ数ヶ月、正確にはAT-Xでの10話初回放送日6/4以降、魔法少女まどか☆マギカというアニメにかなりアタマの悪いハマリ方をしていました。つーかまだしてます。

ここまで夢中になったのは間違いなくウテナ以来で、当たり前のようにBDは全部揃えるわ、特集記事の載ったアニメ雑誌は全部買うわ、なんかもう大変です。実際、NEWTYPE買ったのは、幾原邦彦のインタビュー目当てで買った13年前以来なので、やっぱりウテナ以来ですね。

とにかく10話。実際9話までは鼻くそほじりながら見てたのが一気にひっくり返ったので。10話はかれこれ28回ほど見てますが、まだまだ見れてしまうだけの複数回鑑賞に耐えうる耐久度を持った回ですね。うちらの世代で言うならマクロス27話みたいな。なんというかもう奇跡みたいな22分です。

久しぶりに日本語が読み聞きできてよかったと思ったと思えた作品でした。間違いなくここ10年では最高の金字塔だと思います。宮台真司の言う、「ヤマト、ガンダム、エヴァ、まどか」というのは正直どうかと思いますが、ヤマト、ガンダム、エヴァのいっこ下の線ならば、全く問題なく資格があるのかなと。ビューティフルドリーマーあたりと同列なら。

で、どういう話なのというと、ヤクザ映画を魔法少女のフォーマットに流し込んだ作品と言うか。まあ要は百合でもレズでもなく「仁義」ですよ。

これ、実は首都圏、名古屋、大阪でしか放送してないので見てない人結構多いんですね。もったいないので見てない人は見ましょう。もうDVDで最終話までリリースされてることですし。

あと、だらだらと

  • マミさんのテーマの歌詞について、梶浦由記はあれは梶浦語といってはぐらかしてきたのですが、あまりにリクエストが多かったからか、後日歌詞を公開していました。これがまた、ハナモゲラ英語と言うか、イタリア語の単語をテキトーに並べただけの代物で、それまで公開しなかった理由は「恥ずかしいから」以外思いつかないなと。今、イタリアで放送してるんだけど、現地の人失笑しながら聞いてるのかなあ。 http://himarin.net/archives/3770020.html
  • 自分、ほむらはチョウ・ユンファの女体化説をとっています。脚本の虚淵玄は、女同士の友情という自分の引き出しにないオーダーをこなすため、おそらく自身の好きな香港ノワールの世界を当てはめたのかなと。
  • 何度でも言いますが、正しい発音はティーロ・フィナーレです。
  • ロッソ・ファンタズマについて。男性名詞は語尾がO 女性名詞は語尾がAという、イタリア語の法則になぞえると、ロッサ・ファンタズマなんじゃないかと思うのですが、実はfantasmaはaだけど男性名詞というイレギュラーなのでした。
  • さやかソワカの人が、セレスタ・ファンタズマというのを描いていて、これたぶんイタリア語でさやか色(薄い青)はceresteだから、女性名詞にあわせてcerestaとしたのかなと思うのですが、まず前述のとおり、fantasmaは男性名詞で、しかもceresteは男性女性同型で、そもそもceはチェと発音するという、トリプルで残念な名前なのですが、たぶん自分の知らないイタリア語以外の言葉でセレスタというのがあるのだと思います。
  • よく見ていると、マミさんは銃で撃つの半分、撃ち終わった銃でぶん殴るの半分といった戦い方をしています。だったら銃剣を着剣したほうがいいんじゃないですかねえ。紅茶飲むし。
  • オーディオコメンタリーでは、斎藤千和がオーディションの様子を話していて、自分の半分位の年齢、つまりまどかと同じ14さいほどの子が多かったと言っていました。結局、主役の悠木碧の19歳が最年少になったのですが、主役を10台の女の子があてたのは大きかったのかなと思っています。実際の役に近いキャストというのは重要だと思いますよ。
  • 公式ガイドブックで、蒼樹うめインタビューにほむらの魔法少女コスは砂時計をモチーフにしているというのがあります。つまりあれは腰のくびれを砂時計の中心に見立てたデザインなのですね。そこで胸が大きいと砂時計として形がいびつになるので、ほむらの胸は薄いのでしょう。仕方ありませんね。
  • もう、キリがないので一旦終了