ねじまき少女読了
ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)
ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
- がめさんのツイートで知ってから一年、ついに待ちわびたねじまき少女が和訳されました。
- どういう本かについては勝手にググって。
- 舞台は化石燃料が枯渇し、作物は遺伝子病で軒並み全滅し、一部カロリー企業が食物を取り仕切る世紀末世界のバンコク
- 西洋人起業家アンダースン・レイク、没落した華僑ホク・セン、日本人に捨てられたねじまき少女エミコ、断固たる態度で国内への不正な遺伝子の流入を防ぐ環境省の隊長ジェイディー、その副官カニヤ、以上五人による群像劇というか、各章はそれぞれの人物の視点で描かれていく。
- で、ストーリーテリングとしては、まあ出来ている話だとは思うけどあまりに陰惨なので個人的には好きになれないというか。
- やはり本作品の最大の魅力は圧倒的な世界観の提示だと思うわけで。そしてこの作者は終末の景色を描くのが目的で小説書いてるんじゃないかなという感じがする。本作でも一番書きたかったのは、エピローグの景色だったんじゃないかな。
- 舞台となるタイの描写はちゃんとしているように見えますし、作者も真面目に調べたようです。でも日本は相分からずみたいな。
- ミシモトとかヤシモトとかニンジャスレイヤーにそのまま出てきそうな固有名詞多すぎ。
- あとだらだら思いついたこと書くと。
- 源道さまの苗字は碇じゃなくてたぶん長瀬。
- ギ・ブ・センてのはやはりウィリアム・ギブスンからとってるのかねえ?
- バチガルピが、ギブスンのサイン会でまず作家になりたかったら短編を書きなさいと声をかけられたという、もし少年マガジンで「バチガルピ物語」が掲載されたとしたら、冒頭を飾るであろう珠玉のエピソードが…
- ギ・ブ・センの苗字はたぶん長瀬。
- つかギ・ブ・セン、虐殺器官のジョン・ポールっぽいとこあるよね。より諧謔味があるというかマッドだけど。
- まー自殺は絶対しないわな。
- 声の再生が、大塚芳忠で固定されてるんですがなんとかなりませんかねえ。
- しかし、エミコははわわーとか、もっとなでなでしてくださいとか言わないなあ。
- そろそろアンダースンになでりなでりされるエミコのイラストがpixivに並ぶ頃合いと思ったのだけど。
- エミコは悔しい…でも感じちゃう…(ビクンビクン)なので、例のあそこから本が出るべき
- つーかエミコ主人公でアニメ化するべき
- マッドなはかせ、ギ・ブ・センに改造されたねじまき少女えみこが大活躍みたいな
- んで必ず白シャツ隊が邪魔しに来るのな
- えみこの脇は、ギ・ブ・センが改造した人間の言葉しゃべるチェシャ猫で固めて
- キップは男の娘キャラで
- (次回予告) まったくもう、うまくいきそうだったのに、まーたあの白シャツの隊長なの? やんなるわねえ あれ?ちょっと博士、わたしの体、これどうなってるの? え?っ新兵器?きいてないわよう 次回ワインドアップガール☆えみこ「バンコクに沈むねじまき」 来週もねじまきねじまき(CV:喜多村英梨@へっぽこヒロイン声)
- いけるんじゃないですかねえ
- なんか長くなったので一回終了
This entry was posted on 水曜日, 6月 1st, 2011 at 19:22:31 and is filed under インプレ.
You can follow any comments to this entry through the RSS 2.0 feed.
You can leave a comment, or trackback.
コメントを残す