あの本に書いてある、禁欲的プロテスタンティズムについて、強烈な既視感を感じていたんだけど、やっとわかった。
アレ、手塚御大の芸風そっくりなんだわ。
手塚御大ってのは、本人は傑出してエロイ人なのに、それをひたすら抑圧することで余計にエロただ漏れなのを描いてた人なわけですね。生身の女とセックスは良くない、でも幼女の人形に内臓詰まってたの相手ならいいよねとか鳥ならいいよねとか、歪みまくって余計エロくなる。以上は本田透の言ってたのそのまんまだけど。
こうした手塚御大の寸止め文化は日本漫画界に多大な影響を及ぼしていて、タッチの浅倉南が、あんなやらずボッタクリ女なのもこの寸止めの影響下にあるからと考えられるわけです。
そうかつまり日本のアニメ漫画の今日の隆盛は、ジャン・カルヴァンの影響なのですね。よく分かりました。