Steins;Gateぶつぎりインプレッション

4gamersの読者レビューで平均98点とか。

http://www.4gamer.net/games/098/G009802/20091109002/

このすばらしさを世に伝える仕事を俺がやらなくて一体誰がやるというのだ、という強迫観念を駆り立てて人を福音伝道師に仕立ててしまう作品というのが世には一定数存在して、Steins;Gateがまさにそれだと思うんですが、何故に駆り立てられるのかといえば、やはりその作品が世に知られてなさ過ぎだということが一番の理由でしょう。

ただ大半のレビューにおいて、感動しました!ばっかりで、なぜ面白かったのかの説明が皆無であり、外野の人間がこれを見て構えるのも無理もないかもしれません。だってこれ典型的なギャルゲー感想なんだもん。

でもこれはギャルゲーではありません。また評点はシナリオ一点のみであり、まあとにかく自分含めシナリオだけでやられてしまっているのですね。

自分の大好きな映画にショーン・オブ・ザ・デッドというのがあります。30にもなってゲームばっかやってる大人になりきれないボンクラ主人公が、数々のトラブルやイニシエーションを経て大人になる…と見せかけておいてやっぱりボンクラでしたといういい映画なのですが、Steins;Gateの主人公オカリンも最後まで厨二病を貫き通します。ただその貫き通し方にちと不満がないわけでもないのですが、ただそうするとあの極上に甘酸っぱいトゥルーEDが無くなってしまうわけで、それは困ると。ぁぁ、何言ってるのか分からない。

結局オカリンは厨二病の自分を冷めた目で見ている自分を持っていて、分かっちゃいるけどやめられないとうか、すでに引っ込みがつかなくなっている状態なわけです。また彼が厨二病になったのにもちゃんと理由があって、またこの理由が泣かせるのですよ。

繰り返しになるんですが、あの厨二病全開の死ぬほどイタい主人公は、最後メチャクチャカッコイイのですよ。オーラスに言うエル・プサイ・コングルゥなんてもうメチャクチャ痺れますよ。

で結局は宮野真守以下の声優陣の仕事が素晴らしかったのかなという結論に行き着きます。もしこのゲームが小説だったとしたら、ああも感動することはなかったでしょう。

あーやっぱりまとまんねえなあ。

まだなんか書き忘れていることがあるような気がするけどもういいや、この項了。

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