いつまでも前日の記事をトップに置いておいては、人格が疑われそうなので、こんなオレでも普段は高尚で気品漂う音楽を聴いてるんだゾ、ということを示すため、手持ちのCDのレビューをやってみようと思う。
こ、この年にもなって赤い旅団とか、自分でもどうかと思います
い、いまこそ革命のときだー
いんたー なしょなる ぽぴゅらーぐるーぷううう
って、しまったあああ! 普段から変態音楽しか聴かないの忘れてた! これじゃ、アニソン電波ソングばっか聴くのと大差ねーじゃん。
そんなワケでアレア。えーと70年代に活躍したイタリアのバンドで隔離系。とはいっても、イタリア本国ではかなり広く聴かれていたらしく、15年前ほど、現地テレビ番組で道行く人に何か歌ってもらうみたいなコーナーで、7月8月9月黒を歌い出した人がいたらしく、立ち位置としては日本で言うところのゴダイゴくらいのメジャーさはあるらしい。
音楽ジャンルは一言で形容するなら変態。無理矢理当てはめるなら、ブルガリア民謡引用のフリージャズロック。だから変態の一言ですませればよろしい。
まず満場一致で一番の特徴としてあげられるのは、エジプト生まれのギリシャ人、デメトリア・ストラトスのボーカル。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=5d234nBoaD0]
この安易にはマネできない発声で変態度の向上に大きく寄与している。この人が白血病で亡くなったことで、バンドは実質終了したのだった。
また、バンド自体が激しく左翼であり、当時イタリア国内で極左の政治グループだった「赤い旅団」との関係があった。なのでライブではインターナショナルを演奏していたりするのだ。
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=xUchXGvkWwI]
しかし、こういうのあっさりとリンクを貼って説明終了できるってのも、スゲー時代になったもんだと実感するなあ。つか、なんであるんだこんな動画。
さて、取り上げたアルバムは3rd。技術的には頂点に達しているアルバム。とりあえずイタロでテクニックを極めたアルバムを探すとなると、Arti e Mestieliの1stとこれが双璧になる。他にも1stやストラトス在籍最後のアルバム1978もいい。
ま、結局は変態だけどね!
さー、魔法少女ラジエーションエリアでも聴くか。
コメントを残す