Archive for 7月, 2007

新Carriers at War

 PC空母戦ゲームの最高峰とも言われる”Carriers at War”のリメイク版がMatrix Gamesから発売されたので買ってみました。

 彼処のリメイク作品は基本的に「旧版を綺麗にしてみました」だけの作品が多いのですが、これもその予想を裏切らずに「旧CAWが綺麗になっただけ」の作品でした。まあ、これは旧作のCAWが「空母戦PCゲームとしては、ある意味やるべき事をやり尽くしたゲーム」であるため、ある意味直しようがなかったことも影響していると思いますが、旧作を持っている人間としては、少しは何か改善された点があるのかと思っていただけにちょっと残念でした。

caw.jpg

pearl2.jpg

pearl1.jpg

victory.jpg

 「Win2000/XP/VistaでCarriers at Warが出来るのは利点」という意見もありますが、”Complete Carriers at War”がWinXP上で堂々と走ってしまう作品なので、これも余り本作の利点とは言えないでしょうね。(この他にネット上で「損傷艦の艦隊分離が出来るようになったのは進化」という意見も見ましたが、あれは追加シナリオ&システム改善が行われたエクスパンションキットである”Carriers at WarⅡ”では既に実装されていました。その後に出た”Complete Carriers at War”では、何故か「損傷艦の分離」機能が再省略されたので、幻の機能となってますが)。旧作より UIがより洗練された点は評価出来ますが、旧作のUIも悪い物ではなかったので余りこれもメリットにはならない気がします。

 逆に新作では沈没艦のグラフィックが無くなったこと、ゲーム上での航空機の性能を把握出来る画面が 無くなる等の改悪点があるのが気になりました(DOS/Mac版の初代Carriers at Warには沈没艦グラフィック無かったから、それに合わせたのかな、とも思いますが、あれは一応艦のCG部に「茫漠たる海原」の絵を出して沈んだことは分かるようにしていたからなぁ)。シナリオ数がDOS/MAC版初代と同じ6に減少したことも減点対象でしょう(元祖AppleⅡ版の4に比べれば多いけどね)。あと今のところ未だプレイ回数が少ないので断言出来ないのですが、泊地攻撃で基地・港湾攻撃の攻撃隊と対艦攻撃隊を同時に出すと、全機が対艦攻撃に向かってしまうなど、航空攻撃のルーチンにバグがあるような感じがするのも減点対象になるように思われます。

 それとこれはもう好みの問題ですが、ゲーム終結時の画面が些か旧作に比べて「ニヤリ」とさせる演出が無くなったのも残念です(珊瑚海海戦でプレイヤーが日本側で戦略的勝利を収めると、「ポートモレスビーなんかに用はないんだ。来られるモンならブリスベーンにまで来てみやがれ!」とかの負け惜しみの捨て台詞が表示されるとか、旧作のラストメッセージは中々味があって好きだったんですけどねぇ)。

 現在までのところの感想としては、旧作の”Complete Carriers at War”を持っていない人なら購入されても作品と思いますが、”Complete Carriers at War”をお持ちの人であれば、これは急いで購入する必要は無い作品のように思われます。

 ただまあ元から評価が高い作品のリメークであるだけに、本作でも旧作同様今後”New Carriers at WarⅡ”等のエクスパンションキットが発売されることにより、更により良い作品になっていく事が期待されますので、PC空母戦ゲームが好きな方であれば、本作の今後の動向は注目しておいた方が良いと思います。

光回線

 我が家のネット回線は永らく24MのADSL回線(e-access)であったのだが、最近如実に回線速度が低下して閲覧中にストレスが溜まることが多くなったことと、日々閲覧が出来ないサイトの数が増えることもあって、仕事に差し支えるようになった(予備回線のダイヤルアップ接続だと見ることが出来るサイトが、e-accessのADSL使用だと閲覧出来ないんですもの)。

 幸い使用しているプロバイダ屋さんから「今ならADSL→光回線への乗り換えを優遇サービスしてます」との通知が先日来たので、これ幸いと乗り換えることにした。昨日がその回線設置の工事日だったのだが、工事前日は仕事部屋に散乱した各種資料の整理を始めとして、設置場所の掃除に追われる羽目になったものの、工事事態は特に問題なく約1時間弱で無事に終わる。だがその後部屋の再整備に若干時間を取られたため、回線設置に伴う家主の作業量は結構な量となったのであった(再整備作業を見ていた16,000yds女史によると、「折角綺麗になったお部屋を、もう一回わざと散らかしているようにしか見えませんっ」とのことであるが)。

  取り敢えず適当に使ってみたところ、期待したほど回線速度が出てないような気もするが、回線速度は如実に上がって今までの回線速度に関するストレス感は完全に解消したし、今まで閲覧出来なかったサイトも全部見られるようになったので良しとしよう。

さて、暫く見ることが出来なかった某サイトの点検でもしますかねぇ。

床上浸水

 水道の検針員の方に「漏水している可能性がある」と言われたので、水道局に漏水検査を依頼したところ、あえなく「此処が漏ってますので修理して下さい」と言われる。あああ、家の修理予算どこからひねくりだそう…。

 …まあこれについては旧い家でもあるし、仕方がないと諦めはつくのだが、漏水調査員が水洗便器の貯水槽の蓋を調査後完全に嵌めて無かったお陰で、便所の床が大浸水したのは諦めがつかないのである( ;´Д`)。まあ幸いなことに貯水槽に溜める水だったので、床が汚物で汚くなるとかいうことはなかったが、床に溜まった水を除去して便所を使用可能な状態に戻すには若干の時間を要したのであった。

…今度水道局に「修繕修理報告書」を出しに行ったら、この件に付き一言文句を言ってやろうと思った大塚さんでありました。

2007年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

書籍