戦鳥議論岬を見て呟く

○ 英国の15inMkIは何故42口径なのでせうか

  当時英国で容易に製造可能な砲身長の最大限で作った結果、という説がありますね。確かにMkIの研究開始とほぼ同時に開発された「金剛」用の14in/45と砲身長全く同一なんですよね、アレ。

 因みにあの大砲は完成後精度の良さと威力の高さから「奇跡の大砲」と砲術関係者から絶賛されておりますが、それは完成後の話であって、開発時には15インチ砲には42口径がベストマッチだったから、なんてことは一言も言われておりません。

○ 何故18インチ42口径砲では駄目なのでせうか。砲口初速が低くても、SHSみたいな重量砲弾を使って、威力を補えばいいじゃないですか。

  …日本海軍が「18インチ42口径砲」と呼んでいる某砲がまさしくそういった砲な訳ですが、、これが運用開始後精度不良で対艦戦闘用の艦砲としては不適、って言われてるんですから、日本海軍が同類を作ることたぁありませんわな。更にこの時期に出た砲術学校の資料では、「18インチ42口径砲の砲威力を含めた実効は、16インチ50口径砲と大差ない」という見解を出している例もありますので、より容易に製造出来る16インチ50口径砲を次期戦艦の主砲として選択するのも当然でしょう。…おまけに八八艦隊計画の予算承認時には、既に米国が18インチ47口径砲の開発研究に着手したことは英国経由で伝わってきてますから、精度不良かつ威力的にも中途半端な18インチ42口径砲ではなく、より威力の勝る18インチ50口径砲の開発に進むのは当然でしょう。

 …あと、八八艦隊当時と昭和一桁後期の時期の艦砲を単純に比較して、「大和は45口径で良いとされたのに、八八艦隊時に50口径でないと駄目なのは何故」と言うのは無意味だよ、と。八八艦隊計画当時の艦砲と徹甲弾を取り巻く技術状況を考慮しないと、八八艦隊戦艦用の18インチ50口径砲が大和の主砲より「砲弾は拠り軽く、初速はかなり高い」砲とされたのか理解出来ないと思います、ハイ。

Virtual PC 2007

 ちょっよ旧いソフトを動かす必要があったため、Virtual PCをメインのXP機に入れてみる。この手のソフトはMac時代から結構使った経験があるのだが、処理速度が低すぎるのを含めて概ね使い物にならなくて使うのを止めた記憶だけが残る。さてあれから結構な年月が過ぎたことだし、マシンも高性能化したからなんとかなるかな、と思ってちょっと使ってみた次第。

  …ビデオ周りやサウンド関係が完全にエミュレート出来ないとかの不具合もあるが、取り敢えず仮想マシンが大きな不具合もなく動くのは大したモンだと思う。これだけ動くのであれば、使用するソフトによっては充分に代用になると思が、旧作ゲーム用PCとしてちゃんと使えるかと言われると、ビデオ・サウンドの相性もあるのでちょっとキツイかな、という気もする(AHの5thFleetなんぞ、MMX133MHzのマシンで走らせるより遅いからねぇ(笑))。…本職の知り合いにして、某雑誌編集者であらせられる長浜(仮名)先生は、ここらの不具合をどう対処しているんだろうなぁ。彼の所では目立った不具合でないんだろうか。

WindowsXP SP3

 仕事が一区切り付いたので、XPにSP3を当てるのを含めたPCの環境整備をやってみる。SP3はAMD製CPUだと不具合が発生する可能性がある、と聞いていたのでちょっと不安はあったが、入れてみれば特に不具合もなく終わって良き哉、と。後は取り敢えず安定して動いてくれれば言うことは無い。

 さて、これで当面PC環境は弄らないで済むかな…。

友来たる

 昨日は高校時代からの友人であるH上級曹長殿が我が家に遊びに来られたので、夕刻よりささやかな酒宴を催す。久々に会ったこともあり、色々な話題で話が弾んだので酒量も当然ながら進み、夜半にお開きにした時にはビールの缶多数と大量の焼酎が消費されておりました。

 非常に楽しい酒宴だったお陰か、昨日あれだけ飲んだ割には特に二日酔いにもならずに今日は気分良く目が覚めました。曹長殿、また機会があったら飲みましょう。

戦艦比叡

 とある事情で第三次ソロモン海戦第一夜の調査なんぞしたわけだが、やればやるだけアレとかコレとかソレとかがあって黒い気分になっていくorz。

  …戦史叢書の「南東方面海軍作戦(2)」と吉田俊雄先生の「戦艦比叡」、あそこを当たり障りの無いように書くのは苦労しただろうなぁ…。

卒業式に参列

 一昨日と本日、我が町内会が学区になっている2つの小学校の卒業式に町会長として参列してきました。どちらの学校の卒業式も良い感じで進み、無事に終了したので良き哉。それにしても最近の卒業式は色々なことをやるので、送られる側も送る側も色々覚えることが多くて大変だねぇ、と思った次第。

 因みに本日は、本来町内会長で最初に挨拶する予定のS町内会長が町会長挨拶の直前に敵前逃亡したお陰で、本職が町内会長挨拶の最先陣を承ることになりましたよ(;´Д`)。…何の用事があったかは知らないが、学校側に事前の挨拶も無しに逃げるのは、いくら何でも失礼では無いのかねー、と思う本職でありました。

第五回裁判所調停

 7ヶ月のの長きにわたり行われた町内会同士の恥ずかしい裁判所調停は、見事に決裂いたしました(´▽`)。

 …ああ、これで当分裁判所に行かなくて済むわ。さて、あとは三町会合同で強硬措置を執るだけだ。覚悟しとけよS町会。

日本側から見た三年計画の米戦艦

 …偶にはミリネタの話でも。 

 八八艦隊の時期、日本海軍は仮想敵である米戦艦を総じて高く評価しています。特に三年計画で整備されたサウスダコタ級(BB-49級)については、伝えられたスペックが実艦より相応に高かったこともあり、「計画中の物を含めて、我が戦艦ではこれに対抗出来る艦はない」という絶望的な意見すら散見されるようになっています(まあ「我が戦艦より砲力が上で、装甲厚はいかなる我が戦艦の五割以上強力な上に防御適用範囲も広い。しかも速度は我が戦艦と同等」なんてデータが伝えられたら、こう思うのも無理はないわな(´▽`))。世の中には「米側は入手した天城以降の戦艦の情報をを見てその高性能に驚愕した」という真偽不明の話がありますが、当時の日本側の状況は正にこれの裏返しでありました。

 ここらの話を付き合わせていくと、八八艦隊における「紀伊」型以降の戦艦整備計画が妙に不透明であったり、その時期に造船屋が造れもしない18in砲を搭載する戦艦の計画に血道を上げているように見えるのも、「海のモンスターたる(脳内)サウスダコタ級対抗」ということを考えると何となく理解できるような気がします。軍令部が「兵力上限を設けてくれた方が作戦が立てやすい」として軍縮条約締結に乗り気であったのも、「米国と戦艦の整備競争をしても質量共に敵わない」という判断があったのかも知れないなぁ、とか思ったり。

 

 ここら辺の話は実に興味深いので、もう少し明確に出来れば良いと思うのですが、果たしてどこまで掘り下げられるか。

敵国家のカメラ

 ネタもないので、我が家の新旧メインカメラを並べてみる。

 d40_em.jpg

 右側は購入以来約四半世紀の間メインカメラであったフィルムカメラの「リトルニコン」ことニコンEM。長いこと良く働いてくれたお陰でガタが来ている部分も多いけど、一応未だ現役で使用中。

 左側は現在のメインカメラであるニコンD40。本職が撮影した写真が掲載された「徹底比較・日米潜水艦」の写真は全部これで撮影しました。世代交代が早いデジカメの世界では既に新型とは言えないカメラですが、旧いニッコールレンズも使えるとか色々遊べて便利なので、個人的には気に入っていたり。

酒盛りとお見舞いと

 町内会の定例会の日に風邪を引き、次いで町内会の防犯パトロールで悪化させて高熱を出す羽目になりつつも、光の国(仮名)向けの原稿を上げたのだが、やはり体に無理が来たと見えてその後約1日半布団とお友達となる。

 昨日の夕方ようやく体力・気力共に回復したので、布団から起き上がってみると友人H曹長から飲み会のお誘いが。どうせ暇だしということで酒とつまみを曹長殿の家に持ち込んで痛飲。曹長殿お手製のおでんが大変美味しゅうございました。

 今日は多少二日酔い気味の頭を抱えつつ家の雑事をこなした後、近日の寒さに耐えかねて不関旗を上げた16,000yds女史のお見舞いに行く。まあこの時期この人が定期修理にはいるのはいつものことだけど、早く元気になって外に出てこられればいいなぁ、と思った今日この頃でありました。

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