不稼働の大型LBPを片付けていたら、題記の本が届いたのでちょっと眺めてみた次第。
まだ全部眺めきってないけど、締切当日に編集側から台割り修正が来た上に、入れるはずの艦が抜けていてそのつじつま合わせに四苦八苦したとか、校正開始が当初の予定遅れる&終わりが二週間以上伸びて他の仕事に差し支えた&伸びた割には著者校が全部出なくて構成していない部分がある、とか色々あったけど、ざっと眺めた限りでは、この手の本としてはまあ悪くはない出来かなぁ、とも思います。
しかし例によってこっちの校正が反映されていない・編集部修正による間違いとかも散見されるので、目に余る奴は後日また正誤を出そうと思う次第です。
因みに取り敢えず気がついたのはP144の着艦誘導装置の所。
誤:
最初に使用されたミラー式光学着艦誘導装置は、鏡に映る反射映像を見て、操縦士が着艦コースの可否判断が出来るというものだった。
↓
正:
最初のミラー式光学着艦誘導装置は、鏡に後方の光源からの光を反射させて、(その反射光により)操縦士に適切な進入角度・経路を示すというものだった。
で、そこの写真のキャプションに「自機の姿を確認しながら~」とありますが、これは実際には誤りで、鏡に映る反射光を確認しながら進入角度・経路の確認を行うわけです(この写真があるから、上の文章にしたのかな?と考える著者でした)。
…それとセントーの同じ写真が戦時中・戦後の解説でダブってるのは、戦時中の方の校正項が来た時未だ写真が入っていなかったので確認できなかった&戦後の方の最初の写真が余りに画質が酷いので、こっちが送ったセントーの写真と入れ替えて欲しいとお願いした等の理由により、編集側の校正最終作業で混乱した結果、同じ写真を使い廻しちゃったんじゃないかと思いますが、詳細は不明であります(戦時中用として、恐らく日本未公開のアルビオンの進水式の写真を渡しておいたんだけどなぁ)。
この他の点については、また後日に。