決定版太平洋戦争④:「第二段作戦」を読む

 P-38の戦記の次はP-49/P-58の話か、P-51D/K/Mの話でも書こうかな~、と思っているうちに月日が過ぎ(思うだけなら誰でも出来る)、気がつけば学研さんから題記の本が届いていたので読んでみた。

 この本編集段階でかなりグダグダしたのを見ていたので、こんなんで内容大丈夫かいな(´・ω・`)と結構心配だったのだが、出来上がった本を見てみればソコソコの出来映えで一安心。内容も幾つか「?」と思うトコロはあるけど、まあ普通に読めるもの。お好きな人は本屋で立ち読みの上、御購入を検討していただければ幸いです。

 とはいえ気にならない点がない訳ではなくて、特に個々の戦史部分の花形とも言えるミッドウェーの記事で、三空母被爆に居たるまでの解説補助に付いている最後の三枚のイラスト、絵も解説も間違いだらけというのはどうなのよ、と思いました。あとこれは通説がそうなっているから仕方が無いとも思うんだけど、三空母被爆時に「飛龍」が他の空母から離れて艦隊の先頭を走っている、という誤解が無くなるのは何時の事やら、とも思った次第です(…つくづく「日米空母決戦ミッドウェー」で、項数の都合で被爆時の艦隊陣形図を載せられなかったのは失敗だったなぁ)。

 

 昔「日米空母決戦ミッドウェー」の原稿を書くのに疲れた時、現実逃避に某所で「人形とボードゲームによるパノラマで見るミッドウェー海戦」として三空母被爆時の陣形を解説したことがあるけど、あれを使ってここでも解説しようかいな。

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