Archive for the ‘アメリカ陸軍航空隊’ Category

無視された高射砲

 ドイツ本土へ侵攻する戦略爆撃作戦は護衛戦闘機がその往路と復路を全てカバーできるようになるまで大きな犠牲を強いられましたが、友軍戦闘機の完全な護衛が実現しても損害が無くなった訳ではありません。現実にはドイツ本土上空で長距 […]

9月 8, 2008 · BUN · 9 Comments
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爆撃目標選定は「科学的」だったか?

 アメリカの対ドイツ戦略爆撃計画は開戦前に策定されたAWPD-1に沿って準備され、開戦後にAWPD-1942で軌道修正されたものです。AWPD-1は戦前からのドーウェ思想を体現した戦略爆撃論の原則を体現したもので、その目 […]

9月 7, 2008 · BUN · No Comments
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護衛戦闘機は役に立ったか?

 ドイツ本土爆撃と護衛戦闘機について、一般的な認識は「爆撃作戦開始時にドイツ本土へ侵攻する爆撃機を護衛できる行動半径の大きな戦闘機が無く、最初はイギリス空軍のスピットファイアがやっと大陸の入り口までを護衛できる状態だった […]

9月 7, 2008 · BUN · No Comments
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米英戦略爆撃に思想の差があるか?

 アメリカ参戦前後の時期に立てられた戦略爆撃計画が非常に大規模なものであったことは既に紹介しましたが、実際に行われた爆撃作戦は原計画をはるかに下回る規模で展開されています。アメリカの長距離爆撃機部隊がイギリス本土に展開し […]

9月 6, 2008 · BUN · 4 Comments
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アメリカ空軍力の飽和点

 アメリカ参戦後、AWPD-1に続く航空戦構想が研究され始めます。西半球防衛とヨーロッパ反攻作戦に先立つ航空作戦を中心にすえた新構想はAWPD-4と呼ばれ、三つのフェイズから成り立っています。第一フェイズはアメリカ、イギ […]

9月 2, 2008 · BUN · 5 Comments
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大陸間爆撃機はなぜ発注されたか?

 いよいよ超大型爆撃機B-36が出てくるところまでたどり着きました。アメリカがどんな形で第二次世界大戦を戦おうとしていたかという問題と長距離爆撃機の開発は表裏一体、切り離せないものがあります。ここまで読み進まれて「英国の […]

8月 27, 2008 · BUN · 7 Comments
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戦闘機ドクトリン十年の停滞

 アメリカ陸軍航空隊が西半球防衛という概念を持ち出してまで手に入れようとした長距離爆撃機の陰に隠れて、空軍のもうひとつの花形であるはずの戦闘機はどうなっていたのでしょう。  敵空軍を撃破するには空中戦によって撃墜するより […]

8月 25, 2008 · BUN · 6 Comments
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要塞の復活

 アメリカ陸軍航空隊が長距離重爆を巡って右往左往している間にヨーロッパの情勢は段々とキナ臭くなって来ています。1935年にはドイツが再軍備を宣言して空軍を復活させ、ヨーロッパ諸国はその脅威に対抗して一斉に空軍の機材更新と […]

8月 22, 2008 · BUN · 4 Comments
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空の要塞否定論 2

 アメリカ陸軍航空隊は長距離重爆撃機を開発する根拠として「四発爆撃機は洋上はるかに敵艦船を攻撃できるので沿岸防衛にも海外拠点の防衛にも最適な兵器である」と主張したことは前回に紹介した通りです。航空隊が長距離洋上攻撃能力を […]

8月 20, 2008 · BUN · No Comments
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空の要塞否定論 1

 「空の要塞」B-17はアメリカ陸軍航空隊初の高性能長距離爆撃機として第二次世界大戦を通じて活躍した名爆撃機です。けれどもB-17は順風満帆とは程遠い逆風の中で育った、アメリカ爆撃機の中で一番の苦労人でもあります。同じ陸 […]

8月 19, 2008 · BUN · No Comments
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